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492号 2022/1/2
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BREXIT 美耶子の言い分 美耶子のK9研究 むささびの鳴き声 どうでも英和辞書

2022年が始まりましたね。元日の埼玉県飯能市は真っ青な空と珍しいくらいの強風の組み合わせでした。それでも1月が始まったのですよね。間もなく蝋梅が咲いて、梅につながって、やがては桜の季節が…むささびももう一つ年齢を重ねる。よろしいんじゃありませんか?上の写真、むささびが大好きなノルウェーの写真家の作品です。彼の故郷・ベルゲンの町のひとコマです。

目次

1)スライドショー:自然を「自然に」撮る
2)国境を守って森を破壊?
3)コロナと「友情」の関係
4)刑務所とジャーナリズム
5)どうでも英和辞書
6)むささびの鳴き声


1)スライドショー:自然を「自然に」撮る

国際的な自然保護団体として70年という歴史を持つ組織にネイチャー・コンサーバンシー(Nature Conservancy)という組織があります。本部は、米国ワシントンにあるのですが、支部や事務所の類は世界中に広がっており、会員数は100万を軽く超えている。生物生息地の確保や稀少野生生物・生態系の保全などの活動を行っているのですが、1990年からアジア太平洋地域での活動プログラムを開始し、1999年には日本にも事務所を設立している。その組織が自然保護をテーマにする写真コンテストの2021年版の作品がBBCのサイトに紹介されていました。ここではそのうち動物関連の作品を中心に10点紹介します。ここをクリックすると、これら以外にもたくさんの作品が紹介されています。

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2)国境を守って森を破壊?

欧州最後の原生林 まだ遅くはない
「トランプ壁」の欧州版? 生物学者は声を上げよう
国境壁と環境被害

11月21日付のむささびジャーナル489号に『ベラルーシで起こっていること』という見出しの記事を載せています。中欧の国、ベラルーシとポーランドの国境地帯に中東からの難民が集まり、EU加盟国であるポーランドへの入国を要求しているという記事だった。難民たちを後押ししているのはベラルーシのルカシェンコ大統領であり、EUでの新しい生活を夢見る中東の人びとのためにベラルーシ政府は中東諸国の都市に自国の出先機関を開設して、EU行き希望者にビザまで発給している。

ベラルーシとポーランドの国境にまたがるビャウォヴィエジャの森

なぜそんなことをするのか?については489号の記事そのものをお読み頂くとして、今回紹介したいのはベラルーシと国境を接するポーランドの話です。主に大学で研究する学者を中心に作られているThe Conversationというサイト(12月15日付)にポーランドの学者3人が次のような見出しのエッセイを共同で寄稿ししています。
欧州最後の原生林

ベラルーシとポーランドの国境には、これをまたぐようにして「ビャウォヴィエジャ(Białowieża)」という名前の森がある。広さは約1500平方キロで、60%がベラルーシ、40%がポーランドの領域となっている。(1500平方キロというのは、ざっと栃木県日光市の広さのようです。)エッセイによると、これはヨーロッパに残された最後の原生林と言われており、ポーランド側は1979年、ベラルーシ側は1992年に、ユネスコの世界遺産に登録されたのだそうです。

▼このエッセイの3人の共同寄稿の筆者は
  • カタルジナ・ノワク(Katarzyna Nowak)ワルシャワ大学生物学部、
    ボグダン・ジャロセビッツ(Bogdan Jaroszewicz)ワルシャワ大学生物学部教授、
    ミヒャル・ズミホルスキ(Michał Żmihorski)ポーランド科学アカデミー生物地理学部長
という名前と肩書になっているのですが、それぞれのカタカナ読みが正しいかどうか、むささびには全く自信がありません。3人ともこの原生林の研究者として現地で生物観察などを行っています。


約130キロの国境地帯には、今年の夏の難民流入騒ぎに対処するべくポーランドが仮に作った高さ2.5メートルの国境壁が存在しているのですが、この3人の学者によると、現在ポーランドが建設を計画しているのは、高さが5.5メートルの鉄条網による本格的な国境壁である、と。これが出来てしまうと、この原生林を文字通り二つに分割することになり、生息している動物たちの行動範囲が大幅に限られるなどして森全体の生態系に深刻な影響をもたらすことになる、と警告しているわけです。

「トランプ壁」の欧州版?

ポーランド政府が作ろうとしている国境壁は、トランプが大統領のときメキシコとの国境沿いに作り始めた壁と似ているのですが、両方とも本来の目的が「移民」という「人間の動き」の阻止にあるはずなのに、実際には「国境」周辺で二つの国の間を行ったり来たりする野生動物の動きを止める働きをしてしまっている。アメリカの場合、ジャガー、フクロウ、バイソン(野牛)がお主なる被害者で、トランプの壁のお陰で従来ほど自由に二国間の往来ができなくなってしまった。


ヨーロッパ大陸にはフェンス状の「国境」がいろいろと作られているけれど、これと言った「基準」のようなものがあるわけではなく、高さも材質もいろいろなのだそうです。動物学者らの調査によると、2015年にスロベニア政府がクロアチアとの間に作った壁の場合、1キロあたり0.12匹の動物が命を落としているという数字もある。ハンガリーとクロアチア間の壁の場合は1キロあたり0.47匹だそうです。これらの壁沿いには大体において鹿の群れが大量に棲みついて、狼の餌食になったりしている。

国境壁と環境被害

人間の場合は、場所を移動するためにトンネルを作ったり、海上や空を移動するという手もあるけれど野生動物の場合、そうはいかない。人間が国境壁のようなものを作ることで、それまで使っていたのとは異なるルートを使わざるを得ないこともあるわけです。


現在では世界中でざっと3万2000キロメートルの国境がフェンスや壁などで作られていると推定されるのだそうですが、ここ20~30年で大幅に増えているとのことです。(「3万2000キロメートルの国境」と言われてもピンとこないけれど、北海道の稚内から鹿児島県指宿市までの距離は約1800キロだそうです。) 最近の調査によると、このようなバリヤーのおかげで約700種類の哺乳動物が「国境」を超えることができなくなり、それによる環境の変化への適応が難しくなっている。動物人口や環境の減少によって、同種の生物間の遺伝子の交配が減少したり、生命力が失われたりしている。

まだ遅くはない

国境を越えて世界の研究者が集う機関であるTransnational Institute(TNI)という機関の研究によると、世界でも経済的に豊かな国々は、気候変動の問題よりも(政治的な意味での)国境管理の問題の方を優先してしまう傾向があるのだそうです。グラスゴーで開かれた気候変動に関する国際会議(COP26)でも森林保護に対する熱意は充分であったとは言い難い。しかしポーランドとベラルーシにまたがるビャウォヴィエジャの森の場合、まだ森林としての健全さが保たれている。ポーランド政府が作ろうとしている「壁」はこれを危機に陥れようとするものだ、というのがこの3人の主張です。


この種の人工的な「壁」の建設は、大体において環境保護を目的とする法規制にはそぐわないものが多い。自然保護のために「国境を越えて協力」などという発想は価値あるものと認められないことが多い。「ポーランド側の人間である我々がベラルーシの科学者たちとの協力を求めるのも難しい」とこの記事の筆者たちは考えている。

生物学者は声を上げよう

国境に沿ったバリアの影響を軽減することは可能かもしれないが、そのためには最低限、どのような種類の生物や彼らの棲み処が危険におかされるのかを知る必要がある。そうすることによって、フェンスが環境に及ぼす害を最小限に食い止め、周囲の生物の生命を最大限に保護することが可能になる。「ポーランドが計画しているバリアに関して、我々が知る限りにおいてはそのような社会的・環境的な意味での評価・検討は全く為されていない」と3人の学者たちは怒っている。


特に国境問題が絡むような場合は、環境保護に取り組む生物学者が声を上げる必要がある。気候変動が国境周辺における野生動物の行動に影響を与えるようになった現代、人間は国境に関係する政策や機構のみならず、「国境」というものに対する考え方を変えるべきだということです。

最近、洪水・地崩れ・干ばつなどがいろいろな場所で起こっているのもこの種の現象の一つとして考える必要がある。
  • 我々が地球上の生命を守るために今こそ緊急に必要としているのは地球規模の団結や協力だが、そもそも「壁」というものは、(時代遅れの旅行禁止令のようなもので)そのような必要不可欠な行為を阻害するものであることは間違いないのだ。 Walls – like reactive travel bans – are out of sync with the global solidarity and coordinated actions we urgently need to safeguard life on earth.
と3人のポーランドの学者たちは主張しています。

▼ポーランドがEUに加盟したのは2004年、間もなく20年になろうとしています。1989年にソ連が崩壊するまでのほぼ50年間、ポーランドは社会主義体制の時代だったのですよね。その頃にベラルーシとの間の国境問題はどうなっていたのか?この森の状態は?当たり前ですが、社会主義も資本主義も、この森で暮らす動物たちには関係ないもんな。

▼10年ほど前にミセス・むささびと二人でポーランドの田舎道のようなところを延々バスで走ったことを記憶しています。この森とは全く違う場所だったとは思うけれど、景色はとてものどかだった。さらに非常に小さなポイントかもしれないけれど、記事の最後で「地球規模の団結:global solidarity」ということを訴えています。「団結」という言葉を、かつては社会主義革命の先頭を走っていたポーランドという国の学者から聞くということに感慨を覚えるわけです。

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3)コロナと「友情」の関係

2021年12月16日付の世論調査機関、YouGovのサイトに "YouGov Friendship Study" という見出しの記事が出ています。英国人の「友人関係」(Friendship)に対する感覚がどうなっているのかをアンケート調査したものなのですが、調査自体は2021年6月に約2200人が対象になっています。昨年6月というと、英国では一昨年から始まったCovid19(コロナ禍)を理由とする都市封鎖(lockdowns)や隔離政策(isolation)が盛んに行われていた時期です。

YouGovのアンケート調査は、そのような社会背景において英国人が「友人関係」というものにどのような価値を認めているのかを明らかにしてみようという試みで、対象は16才以上の成人です。

「あなたには友人が何人いますか?」と聞かれると、ちょっと困りますよね。いろいろと知り合いはいるけれど、彼らをすべて「友人」とは呼べない。で、英国人は何人くらいの友人を持っていると答えているのか?この調査によると、ほぼ7割が「10人以下」と答えている。



で、あなたは自分を「外向的」(extrovert)だと思いますか「内向的」(introverted)だと思いますか?英国人に関しては半数(50%)が「内向的」と答えているけれど、「外向的」だと思っている人もほぼ半数(42%)はいるのですね。男女別に見ると「53% vs 48%」の割合で男性の方が自分を「内向的」と考えがちなのだそうです。

「友人」にもいろいろあるけれど、特に親しい友人(close friend)は何人いるのか?2~3人というのが最も当たり前というところかな?でも100人中10人以下とはいえ「一人もいない」という英国人もいるんですね。「友人がいない」などとアメリカ人に言おうものならマジメに変人扱いされてしまうかも?


この際、友人関係をめぐる英国人の感覚を示すものと思われる11種類のパーセンテージを紹介してみます。

20% 5人に一人の英国人がコロナ禍のお陰で親しい友人から遠くなった(distanced from close friends)と考えている。このように感じている人は男性の方が多い(男:23% 女:17%)。
  ☛ 男の場合、会社での付き合い相手が多いってことでしょうね。
40% 10人に4人が、コロナ禍が始まって以来、接触を失ってしまった友人がいる。このうち26%が接触を復活させるつもりだが、14%はその気がない、つまりそれほど大切な友人を失ったわけではない、と。
  ☛ 「その気はない」なんて、冷たいこと言うな!
35% 英国人の約3分の1が、コロナ禍以前よりも友人関係が大事だと考えるようになっている。女性(40%)は男性よりもこの傾向が強い。
  ☛ 女の方が普段から接触している人間が少ないってこと?
34% ロックダウンにもめげず、約3分の1の英国人が、前年(2020年)新しい友人ができたと答えている。
  ☛ だろうね。
51% 英国人の半数が新しい友人を作ることが難しいと感じている。うち3分の1は「かなり難しい:fairly difficult」、16%が「非常に難しい:very difficult」と考えている。
  ☛ これは「コロナの有無にかかわらず」ってことでしょうね。
28% 10人に3人の英国人が「ベスト・フレンド」と呼ばれる友人を持っていない。この傾向は女性(26%)より男性(31%)に強い。
  ☛ 「10人に3人」を少ないと見るのか、多いと見るのか?
37% 約3分の1の英国人には「無理に会いたくはない」友人がおり、9%には「大嫌いな友人(a friend they don’t really like)」がいる。
  ☛ !?!?!?!?
4% 100人に4人の英国人には「お情けで付き合っている」(out of pity)友人がいる。
  ☛ お情けとは何だ、お情けとは!ざけやがって。
84% 10人に8人の英国人が、男と女は「ただの友だち」(just friends)でいることが可能だと考えているけれど、0.6人(6%)は「無理」だと。実際に異性を「友人」としている人間は男で10%、女は5 %しかいない。
 ☛ 性的関係を連想させないことを「ただの:just」と言うわけか。
35% 労働党支持者の3分の1が、政治的な考え方が異なる人間とは友人になる可能性が低いと答えているけれど、そのように考える保守党支持者は14%にすぎない。
  ☛ 「主義」なるものへの態度の違い…これ、面白いと思う。
26% 英国人の4分の1が、実際には会ったことがない「友人」がいる。
  ☛ むささびにもいますね、そのような友人が。

▼パーセンテージ調査のうち37%が「無理に会いたくはない友人」がいると答えています。この部分、原文では "friends they don’t really bother to see" となっているのですが、それってどんな「友人」なんですかね。退屈な人なのか?偉そうなことばかり言いやがるヤツなのか?それと数は少ないけれど「大嫌いな友人」がいる人が10人に1人はいるというのも可笑しい。この部分は、原文では "a friend they don’t really like" となっている。"a friend"と単数形になっているのも可笑しい。つまり一人だけ気にいらないのがいるってことね。我慢しなさいよ、一人くらい!

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4)刑務所とジャーナリズム

2021年のノーベル平和賞には二人のジャーナリストが選ばれましたよね。一人はロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラートフ編集長(59才・男)、もう一人はフィリピンのインターネットメディア「ラップラー」(Rappler)のマリア・レッサ代表(58才・女)です。12月14日付のThe Economistによると、今の世界では刑務所入りしているジャーナリストの数がかつてないものになっているのだそうですね。その主なる理由が、コロナ禍で力を持ってしまった強権的な政治指導者が大きな顔をしていることにある、と。


2021年のノーベル平和賞受賞者:マリア・レッサ(左)とドミトリー・ムラートフ

フィリピンのマリア・レッサは受賞の演説の中で
  • Every day I live with the real threat of spending the rest of my life in jail just because I’m a journalist. 私は職業がジャーナリストであるが故に、残りの人生がすべて刑務所暮らしになるかもしれない危険性に身をさらしている。
と述べているけれど、ニューヨークに本部を置く「ジャーナリスト保護委員会:Committee to Protect Journalists (CPJ)」という組織の調査によると、刑務所入りしたジャーナリストは今や記録的な高さ(a record high)に上っているのだそうです。


12月1日現在のCPJの計算によると、世界中で収監されているレポーターの数は293人で最も多いのが中国で、ミャンマー、エジプトなどがこれに続いている。2021年の5月にはギリシャからリトアニアへ飛んでいた旅客機がベラルーシ政府によって同国内に強制着陸させられたけれど、これはこの飛行機に乗っていたベラルーシのジャーナリストをベラルーシ政府が取り押さえることを目的として行為だった。

CPJによると、刑務所入りしているジャーナリストの圧倒的多数(70%)が国家に対する犯罪が理由で入れられているのですが、16%とはいえ「誤った情報(false news)」を流布した罪で収監されている者もいるし、中には具体的な犯罪を告げられずに収監されている者もいる。コロナ禍によって社会が不安定になると独裁政権はさらに独裁的な政治に走る。

2021年2月にクーデターを起こしてアウン・サン・スー・チー政権を打倒したミャンマーの軍事政権はこれまでに26人のジャーナリストを刑務所に送っているけれど、2020年にはゼロであったことを考えると確かに異常事態ではある。エチオピアの場合は、政府軍と反乱軍の間の戦いが激化して、政権の側が厳しい非常事態法を施行して、ジャーナリストにとってはアフリカではエリトリアに次ぐ厳しい体制となっている。


このような状況に影響を受けているのは、新聞・放送のような従来型のメディアのジャーナリストにとどまらない。ルワンダの場合、収監されているジャーナリスト7人のうち6人がYouTubeの世界で活動してきた人びとなのだそうです。さらにネットメディアは政府によってジャーナリストを監視する道具としても使われているし、誤った情報流布の道具としても使われている。ということは・・・
  • The world’s despots are unlikely to become more tolerant of the media soon. So the number of journalists in jail will continue to rise. 世界にはびこる独裁政権が急にメディアに対して寛容になるとは思えない。つまり刑務所で暮らすジャーナリストの数は当分は増え続けるであろうということだ。
とThe Economistは伝えている。

▼公権力がジャーナリストを拘束する…論外ではあるけれど、日本ではもっと可能性が高くて不愉快なのは、多数が少数を押さえつけることですよね。『イントレランスの時代』というTVドキュメンタリーを見ていたら、在日韓国人を追い出そうという街頭演説を行った日本人(名前忘れた)が、ある新聞記者を大声のスピーカーで追いかけまくっていました。
 
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5)どうでも英和辞書
A-Zの総合索引はこちら


naughty:わんぱくな

"naughty" という単語の意味を英和辞書で引くと「いたずらな」、「わんぱくな」、「言うことをきかない」とかいうように、子どもに関連した日本語が出てくる。「わんぱく小僧」は "a naughty boy" という具合です。「妹に意地悪してはいけませんよ」は "Don't be naughty to your sister." となる。ただ、普通なら子どもに向かって使う言葉を、あえて大人に向かって使うこともある。
  • You borrowed my car without asking. That was very naughty of you. I needed it at the weekend. あんたアタシの車を尋ねもしないで借りただろ。こまったヤツだよな。週末に必要だったんだ。
という具合です。

昨年(2021年)のクリスマス前に世論調査などを行うIPSOS-Moriのサイトを見ていたら「サンタクロースが考える "nice list" と "naughty list"」 という記事が出ていました。前者は「素晴らしい人たち」という意味だし、後者は「こまったヤツ」ということで、人気投票を行ったところ、 "nice list" のベスト3は
  1. コロナ禍と戦った医療関係者: 60%
  2. ワクチン開発に携わった関係者: 48%
  3. 動植物学者のデイビッド・アッテンボロー: 40%
だった。では "naughty list" のワースト3は誰だったのか?いずれも政治家で
  1. トランプ米大統領: 53%
  2. プーチン露大統領: 45%
  3. ジョンソン英首相: 44%
であったそうです。

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6)むささびの鳴き声

▼12月23日付のYahooニュースを見ていたら<「我々の国民はあなたたちが思っているより民主的」「ロシアを孤立させるべきではない」ゴルバチョフ元ソ連大統領インタビュー【全文掲載】>という見出しの記事が出ていました。発信元がTBS系(JNN)となっており、次のようなイントロで始まっていました。
  • 1991年のソ連崩壊から12月25日で30年を迎えます。ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領に、JNNはメディア1社と合同で書面インタビューを行い、今年のノーベル平和賞からウクライナ情勢などをめぐる欧米との関係、日ロの平和条約交渉まで聞きました。
▼インタビューの中でゴルバチョフ氏は、自分自身が推進した「ペレストロイカ(政治体制改革)」と「グラスノスチ(情報公開)」について、それらが当時のソ連社会の民主化にとって如何に重要な意味を持っていたかを力説しています。「ペレストロイカ」については、あの頃さんざ言われたので、何となく分かったような気になっていたけれど「グラスノスチ」については、いまいち馴染みが薄い。ゴルバチョフによると、それは「古いロシアの言葉」であり、他言語に訳すのは難しいらしいのですが、あえて言うならば「社会の開放、言論の自由、そして、国民に対する当局の説明責任」などをひっくるめた概念らしい。つまりメディア関連の専門用語的なものなのかもしれない。

▼ゴルバチョフ氏は1991年にノーベル平和賞を受けているのですが、2021年度のノーベル平和賞を受けた、ジャーナリストのドミトリー・ムラートフとは30年来の付き合いだそうで、ムラートフ氏は「真実と正義の信奉者であり、本物のファイターでもある」と絶賛しています。この人の受賞によって「ノーベル委員会は今回、ジャーナリズムを専門にする人たちが、どのような気質を持っているべきかを示しました」とコメントしている。

▼と、ここまでは構わないのですが、むささびが面食らったのは、「JNNモスクワ支局長大野慎二郎」という人が書いてYahooニュースに発信したはずのこのインタビュー記事をもう一度読もうとしてURLを入れたら「指定されたURLは存在しませんでした」というメッセージが出てしまいました。「URLが正しく入力されていないか、このページが削除された可能性があります」だって!実際には最初に読んだ時点で、むささびは記事全体をコピペしておいたので読むことはできたのですが…。「JNNモスクワ支局長」はゴルバチョフ氏の現在について、次のように書いている。
  • 90才になるゴルバチョフ氏は、新型コロナウイルス感染予防のため、医療施設で隔離生活を送っていて、面会は禁じられています。
▼何だか不自然なのよね、この記事は。「全文掲載」となっているけれど、中国という国のことについては全く触れられていない。さらに分からないのは、ここをクリックすると、NHKのNEWSWEBというサイトがあって、そこにゴルバチョフのこのインタビューが掲載されているということ。但しこれはTBSではなくてロシアのインターファクス通信のインタビューです。TBSの言う「メディア1社と合同で行ったインタビュー」というのがこのことだったということ?で、TBSはこのインタビューを放映したのでしょうか?

▼昨日(元日)、京都の餅作りのプロ中のプロが作ったお餅による味噌雑煮を楽しみました。新年早々、失礼しました!

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