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むささびの鳴き声
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美耶子の言い分 むささびの鳴き声 どうでも英和辞書
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ラーメン+ライスの主張
2003年2月23日

余りかっこのいい話題ではないが、私は昔から麺類とご飯を同時に食するという習慣があり、それが故に家族の間で物笑いのタネになっている。うどん・そば・ラーメン・きしめん・・・麺類なら何でもいい。またご飯の方もオイナリさんあり、チャーハンあり、ただの白飯ありで、殆どなんでもいい。さすがにスパゲティは無理だろう。試したことはないけれど日本とイタリアは合わない。

奥さんの美耶子に言わせると、私の食べ方は炭水化物の取りすぎで身体によくないそうである。また私の子供(と言っても全員成人であるけれど)などは、私と一緒にラーメン屋に行くのを非常に嫌がる。何故なら自分の父親とおぼしき人間が、いとも嬉しげに「ラーメン・ライスと餃子」のようなメニューを平気で注文するのをそばで見ていること自体が堪えられない屈辱なのだそうである。彼らに言わせるとそれは「主食を二つ食べるのと同じ。そんなことをするのは化け物かアホかのどちらかに決まっている」というのである。

しかし、しかしである、そのような彼らこそが食文化の粋が分からない哀れな存在であるということは、むささびジャーナルの受け取り手のようなインテリというか洗練された味覚を持っている人ならお分かりのはずである。タンスイカブツだの何だのという技術用語・科学専門用語を使って、私を言いくるめようという美耶子の魂胆は見え見えというものである。

東京都千代田区内幸町というところにある日本プレスセンタービルの地下へ行ってみろと言いたい。讃岐うどん屋があって、そこでは「キツネうどん・おにぎり」「鍋焼きとチラシ」のようなメニューがわんさとあるのだ。

内幸町と言えば東京の真ん中、あの帝国ホテルから歩いて7分、生易しい学問では絶対に泊まれないあの帝国ホテルからすぐ近くにあるのだ、そのうどん屋は。そのことだけでも、私の愛するあの「うどんとオニギリ」が決して化け物の食事でないことは明らかではないか。帝国ホテルそのものが「ラーメンとライス(あるいはチャーハン)」というメニューを用意しているかどうかについては、私には分からない。仮にそれがなかったとしても、驚くほどのことではあるまい。どんな人間にも間違いというものはあるのだ。

が、しかしである、ウチの柴犬DDには敵わない。彼は何とスパゲッティとライスという取り合わせでも満足して食べるということが分かった。先日、美耶子のいない間に試してみたのである。あっと言う間に平らげてしまい「お代わり」という顔をしたのである。「イヌ畜生」とはよく言ったものである。(2003/02/23)