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むささびの鳴き声 |
067 ねんきん特別便 |
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私、数ある人間の哀しい性の中で「弱い者いじめ」がイチバン情けないものであると思っております。だから皆から悪口を言われている人について、尻馬に乗って悪く言うことだけはしたくない。例えば社会保険庁という機関。マスメディアから袋叩きにされているのだから、私も一緒になってアホ呼ばわりするのは良くない・・・と思っていたし、いまだってそのように思っています。 が、先日、私宛に届いた「ねんきん特別便」なる書類の封筒を見て、悪口ではなく、少しは考えてくれませんか?と社保庁の人たちに言いたくなってしまったわけです。縦12cm・横22・5cmというスペースの中に情報が6つも入っています。左上に「重要」「親展」、左下に「ねんきん特別便です」、右上に「料金後納郵便」、その下に「回答する前に・・・」ときて、右下に社会保険庁・社会保険業務センターという機関の住所という具合であります。 ここに印刷された情報の中で、本当に必要な文字は「重要」「親展」と「ねんきん特別便」(どうして"ねんきん"は平仮名なんですかね)の3つ(11文字)だけ。それ以外は全て封筒に入っている書類にも書いてある。それを何故わざわざ封筒で繰り返し、そのお陰でイチバン大切な言葉をどうでもいい文字の群れの中に埋没させるようなことをしたのでしょうか?要するにこういうことだったのでは?
つまり、私の想像によると、マスコミから叩かれることを怖がって、ついついくどくなってしまい、結果としてジャンクメールのようにしてしまったということでございます。
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