Miyao's Oxfordshire Diary 004
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2009.9.7
Dear Jiro-tan,

とにかくここのホテルの欠点は前にも言ったと思うけれど、天井の電気が暗いだけでなく、スタンドの電球が切れていて点かないために、夜になるとコンピュータのキーボードが見えなくなって非常にやりにくいことです。その点を考えても早くCedarCottageに住み始めて、明るい電気の下で暮らしたいものだ、、、と思います。

今日は朝10時15分(これも例によっていい加減で実は10時30分からだった)にWindrushLiesureCentreに行き、約一時間のエアロビに参加しました。殆どが若いひと(多分10代)でした。少し年上かなと思われる人でも多分20代後半みたいなメンバーで、インストラクターも30代そこそこの人でした。結論から言うと、日本で私がいつも金曜日に出ているジョギングエアロの方が遥かに面白いし楽しいと思います。このクラスはただただ休み無く動き回っているだけ、という感じなのです。ダンスのような要素が全然無いし、やたらと足を上げたり大股で走らせたりという、ハッキリ言って芸のないエアロビのように思いました。だからこのクラスは毎週土曜日なのですが、おそらく私はもう出ないと思います。とにかく只キツイだけでした。足も痛くなるし体力も相当使ったので、気力にまで影響を与えそうで、余り意味がないと思います。水泳だけを楽しもうと思っています。もっともFinstockに住み始めたら、Witneyまでわざわざ水泳をしに出てくるのは億劫になるような気もします。車があれば別かもしれませんが、、、。昨日Tonyに聞いたらFinstockにはスーパーも無いのだそうで、皆Witneyまで買いに行くのだそうです。

CedarCottageはFurnishedではあるけれど、タオルとか洗剤とかアルミホイル、ラップなどの生活必需品はさすがに揃っていないと思うので、まずそういうものを買って揃えることから始めなければならないのではないか、、、と思っています。それから買った自転車はどうするか、、、なのですが、こないだの片道45分の心理的疲労がまだ癒えていないので、今週中に又自転車に乗ってFinstockまでというのは勘弁してもらいたい気がします。そういえばMarketPlaceにお客を待って並んでいるタクシーの中にはバンのようなものもあり、実は私が先週の日曜日にMarlboroughからここに移ったときもバンのタクシーで荷物を運んでもらったので、あれを頼めば自転車も一緒に運んでくれるかもしれません。明日HSBCに立ち寄って見なければならないので、その向かい側がタクシー乗り場なので、14:40ぐらいにホテルまで来てくれないか、、頼んでおいた方がいいかもしれません。FKのColletteの話では、FKの誰かがその人のクルマで私の荷物をCottageまで運んでくれて、電機とかガスとか洗濯機とかの使い方を教えてくれると言っていたのですが、Colletteは金曜日から自分の引越しだとかで、休みなので代わりにジーンが私が持っていくキャッシュの受け取りを担当してくれているのですが、ジーンによると、通常はテナントはFKで鍵を受け取ったら一人で行って住み始めるだけだ、とのこと。どういうことになるのか、、、この辺の事務引継ぎもあまり徹底していないみたいでちょっと頼りないです。最悪の場合、私が自分ひとりでタクシーの手配をして、荷物も運んで、初めての家にいきなり行って鍵をあけ、自分でゼロからすべてやることになるのかしら、、、と少し心細い気がしないでもない。

昼過ぎから洗濯物を袋に入れて以前見つけておいたLandretteというコインランドリーに行き洗濯をして来ました。説明も不十分で、いくら入れたらどんな種類の洗濯をしてくれるのか、乾燥機は洗濯機とは別なので洗濯物を一旦取り出して、一体いくらぐらいお金を入れれば乾いてくれるのか、、などの説明が不十分もいいとこ、、、。それに使えるコインの種類が決まっていて、20Pコインか1ポンドコインしか使えないとか、、、融通が利かない、お客の身になって考えていないと思いました。

洗濯を済ませてからJulianのランチを食べて、バークレイのATMまで行き、明日FKに持って行く最後の現金をおろしてしまった方が明日ラクなので、今日のうちに行ってしまおうと思い降ろしてきました。これで明日は9時になったらすぐにから近いFKのオフィスに行ってしまおうと思っています。

明日の予定は9時にFKにお金を持参すること、ついでに誰かFKの人が一緒に行ってくれるのかを聞き、その後HSBCに行って暗証番号が送られてきていないかをチェックして、FKの返事しだいではバンのタクシーの手配もしなければならないと思っています。それから14:30に再びFKのオフィスに行きCottageの鍵をもらう、、という予定。それから一時間後ぐらいにはCottageに着いて荷ほどきをしているだろうと思います。日曜日はFinstock−Witney間のバスは走っていないので、買い物は土曜日のうちにWitneyに出て来てするということになるでしょう。こんな不便な生活はいままでしたことが無いので、どうなることやら、、、と思います。Finstockに着いたらPloughと言うあのパブに行ってインターネットをやらせてもらい、そちらにメールをしようと思っていますので。

FKに言う件ですが、まさにジロタンのアドバイスと同じ事をColletteにもJeanにも既に言ったのです。確かColletteは誰かが一緒にクルマで行ってそのクルマに私の荷物を載せて行くようにする、、、と言ったとおもうのですが、、、。流石にIf I did come alone and break something unintentioally, it would be your responsibility. OK? とまでは思いつかなかったので言いませんでしたので、今日はそう言ってみます。アドバイスありがとう。

電話のモデムは付いているのを見たのですが、電話器は付いていなかったと記憶しています。それで、「変なの、、電話はないんだ、、、」と思ったのを覚えているのです。だから電話番号も教えて貰っていませんし、その回線で電話を使ってはいけないということなのだと解釈したのですが、それも聞いてみます。というのは電話の回線が付いているということは、電話代は払うということだから、どうやっていつ、電話代というのは払ったらいいのかは、聞こうと思っていたので。このタイミングで肝心のColletteが自分の引越しのために木曜日まで休みだというのは、「ちょっとぉ、、、こんな時に休んで大丈夫なの?」という気がするのですが。

それからブロードバンドについては、家主さんに言ってくれた時に、変なところの壁に穴を開けられるのは困るというようなことを言っていたらしいので、「それじゃあ、とにかく今あるモデムでどのくらいのスピードでネットが出来るか、確かめてみた上で、また相談するから、という事になっています。確かあの時、ジロタンも「僕のむささびもパブでやれば大丈夫だから、ブロードバンドについてはそれほど固執することではないと思う」というアドバイスをくれたと思うので、私もその時点ではColletteにそれほどプッシュしなかったのです。

あのCottageに移ると、全くの一人ぼっちになり、何か困ったことが起こっても、B&Bと違ってすぐに誰かのところに言いに行くということが不可能になるということなので、慣れるまではちょっと不安です。すぐ左隣の同じようなCottageは廃屋状態になっていて、すぐ前のCottageには誰かは住んでいるとは思うのですが、余り人の気配を感じないので、、、。こないだ自転車で行ったとき、工事中だと言ったでしょう?あの時すぐ前の道路際のところで、白人の男の人と黒人の女の人(年齢は40代ぐらいだと思う)が立ち話をしていて、いかにもあのあたりのどこかに住んでいる人達のように感じたので、誰も住んでいないという住宅群ではないとは思うのですが、、、。

まあ、とにかく行って住み始めてみるっきゃないでしょうね。

次に出すメールはFinstockからになるかもしれませんね、、。

ではまた。God be with you.

Miyako
2009.9.10
Dear Jiro-tan,

今夜の9時です。

ここに着いたのが午後4時ごろでした。まずは今日の始めからの話をさせてください。このメールはCottageの台所のBreakfastTableの上にコンピュータを乗せて、書いていますが、すぐには送信できません。WiFiにも繋がっていないし、モデムにも繋がっていないからです。明日(9月8日)、学校から帰ったらすぐ近くのPloughというパブに行ってWiFiのホッとスポットなのかどうか聞いて、そうだと言ったら繋いで送信しようと思って、書いています。

まず昨日のうちに下ろしておいた家賃を持ってFKのオフィスに行き、ジーニーに渡して領収書を貰い、正式な契約書にすべてサインをし、電話のことも、今日説明のために誰かが一緒に来てくれるのかと言うことも、疑問点はすべて質問しました。ジーニーの方がCollletteよりも多分10歳以上年上なのではないかと思うのですが、それだけにこちらの不安とか疑問とかを理解する能力と余裕があるようで、本当に良く分かるように説明してくれました。それから私の荷物(自転車も含めて)はFKの社員の一人でBenという若い男の人が、クルマで全部運んで、家の中のいろんなものの使い方を説明してくれるだけでなく、今後このCottageに関して分からないこと、困ったこと、問題が発生した場合など、すべてこのBenに連絡すればいつでも相談に乗ってくれるし、ここまで来て見てくれるのだそうです。契約書のファイルも実にクリアにキチンと出来ているし、FKという会社はかなり信用が出来るところだという気がしました。この時Benを紹介してくれたので、自転車もあるのだけれど運べますか?と聞いたら、「もしBenのクルマに入らないようだったら、私のバンで運んであげるわ、丁度Finstockを通る用事があるから」とジーニーが言ってくれたので、非常に心強い気がしました。

午前中にお金を持って行った時も、ジーニーに電話線のこととブロードバンドのことを言ったら、BTに連絡をして今来てる電話線がそのまま使えるのかどうかを、午後に鍵を取りに来る時までに聞いておいてあげるから、と言ってくれました。午後にオフィスに行くと、鍵と一緒にファイル(役に立つ情報とか気をつけることとかを書いてある印刷物が綴じてある)を渡されて、Benのデスクのところに行くと、BenがBTに電話をかけてくれて配線工事の手配を頼んでくれました。私も直接電話でBTの人と話をしたり質問をされたりしたのですが、やたらと早口でいろいろ聞くし何のことなのか良く分からない時は、途中時々Benに代わって貰い、契約を完了させることが出来ました。10日に電話が繋がり、14日からブロードバンドが使えるようになるとのことです。線が使えるようになったら、実際の電話機を配線に繋げばいいのだけれど、僕も気をつけているけれど配線が出来た時点で、ここに来て電話機を繋いで上げるから、、と言ってくれました。

電話機については、ジーニーが教えてくれた方法で(これまた例の通販ショップのArgosのカタログを見て、注文するのがイチバン安いし早いと)早速、ファックス付きのコードレステレホンを買いました。自転車と違って在庫があったらしく、すぐに持って来てくれたので、OldCourtHotelに持ち帰りました。だから線が来たらすぐに繋げる状態になっています。ブロードバンドは14日からとのことですが、これもBenに来てもらってやり方とか繋ぎ方を教えてもらおうと思っています。それまではなんとかPloughで出来るといいなぁ、、と思っています。

午前中にもう一つやったことは、HSBCに暗証番号が送られて来てるかどうかを聞きに行ったことです。前に貰ったカードの入っていた封筒のあて先が日本の住所になっていたので、暗証番号も日本の住所で来た場合、間違って日本に送られてしまうと困るんですけど、、と言うと、送り先の住所をFinstockに直しておいてあげるからと言って、コンピュータのあるデスクまで一緒に行って直してくれました。「Finstockに住むんですか?あそこのPloughというパブはとてもいいですよ」と言うので「言ったことあるんですか?」と聞くと、なんと偶然なことか、My family lives thereだったかI am from Finstockだったか忘れましたが、そう言ってました。Natashaといいその銀行の人といい、Finstockに縁のある人と、私もよくめぐり合うものですね、、、。

ここに着いた時にも、こないだ来た時と同じように、玄関のアプローチだけでなくバックヤードの工事も進行中でした。そこで面白かったのは、Benが洗濯機の説明をしている時に、よくわからない使い方だったようで「アレ、、どうやったら動くのかなあ」と困っているのを工事をしていた男の人が、寄って来て説明してくれたのです。そしたらその人が言うには「この洗濯機はイタリア製で、自分はイタリア人だから、洗濯機を見ただけで使い方は分かっちゃうんだよ」と。全く面白いですね、こういう偶然というのは、誰が仕組むのか、、、と思ってしまいます。

一応説明をしてもらって、セントラルヒーティングについてはタイマーとかが絡んでいて、私一人でセットをしなおしたりするのは複雑で出来そうも無いので、また使ってみて不都合があったらいつでも来るから連絡してくれ、、と言って、Any other questions?と言うので、At the moment, noと私が言ったので、Benは帰って行きました。ジーニーに渡されたファイルには、ここのすべての項目で気がついた不都合などがないかどうかをチェックしてFKに送り返してほしいというものが入っているので、いつまでにチェックすればいいのか、と聞いたところ「なるべく早い方がいいのだけれど、2週間以内をメドにしてもらっても大丈夫よ」とのこと。Benが帰ったあと、自分であちこち点検してみると、ドアの締りがきつかったり、キチンと閉まらなかったり、玄関の鍵はやたらにきつくてドア全体を強く押しながらやらないと鍵がかからない様態だったり、Sinkの水道の根元のところが水を出した時に少し水漏れが起こることなどが、見つかりました。

でも全体的に改めてこのCottageの中に入って落ち着いてみると、いろいろ小さな問題はあるけれど(2階のBedroomの床が一部へこんで斜めになっていたり、階段がやたら急で階段自体の奥行きが信じられないくらい細かったりなど)、がっしりしていることとキッチンのガスレンジというかオーブンというかが旧式なもので、いつもガスをつけたままにしておくシステムのために、レンジを背中にしていると、とても暖かいのです。(今もレンジを背中にしてコンピュータをやっていて、時々ガスがボッといって点くのです、サーモスタットになってるようです)。Benのおばあさんの家のガスレンジもこれと同じなのだそうで、出かける時にもガスの元栓を閉めないだけでなく、ある程度の温度にしたまま出かけていいのだそうです。絶対に火事にはならないように鉄の蓋みたいなものが、熱くなってる鉄板の上にかぶさっているという、とても不思議なガスレンジです。Benによると、このタイプのガスレンジで作った料理は何故かとても美味しいのだ、と言うので、「分かります、日本でも旧式なやり方で直接火にかけて作った料理は美味しいと言われるから」と言うと「なるほど、、」という顔をしていました。

もう一つこのCottageで非常にimpressiveだったのはセキュリティです。出かける前に暗証番号を押して出かけると、留守中に誰かが侵入するとピーピーとかなり大きな音がして賊はびっくりして逃げて行く、というものです。自分が帰ってきてドアを開けてもピーピーと鳴るので、すぐにまた暗証番号を押せば止まる仕組みになっています。

一つ分からないのはここのテレビにBBCが映らない、どのチャンネルを押しても、といっても4つか5つしかチャンネルがないのだけれど、ニュースをやってるテレビ局が出て来ないのです。これも明日パブの人かBenに聞いてみようと思っています。

バックヤードの眺めも最高に綺麗です。すぐ裏が丁度上り坂の丘になっているのです。庭の上が丘になっている感じで、多分この丘までがここのPropertyだと思うのですが、それも明日確認してみるつもりです。丘の方の土地にはイスとテーブルが置いてあって、ピクニックが出来る感じです。

とにかくナント素晴らしいCottageに巡り合ったものだ、、、と感動しています。ポットンハウスという家に一時興味があっていろいろ聞いたりしたことがあったけど、きっとこういうタイプの家じゃないか、、、と思います。ログハウスの木も、明るい軽やかな感じでいいし、イギリスのコテッジもドッシリした壁と太い梁の感じが、また別の安心感を人に感じさせるような気がします。

もうそろそろ11時になりそうです。余り眠くはないのですが、長いメールになったので一旦ストップします。明日、これを何処からか送信します。もし上手くいかなかったら、電話をするかファックスにして誰かに送ってもらいます。

JulianとNatashaにはサンキューカードを書いて渡して来ました。Natashaには「そのうちCottageに絶対に遊びに来て。日本料理を作るから、、」と言ったらとても喜んでいました。

ではこのへんで。早くメールがウチで出来るようになってほしいものです。

God be with you.

Miyako
2009.9.10追加
Dear Jiro-tan,

今日はInduction Weekの初日で、朝8時にCottageを出て、VillageStore前からバスに乗ってWitneyまで行き、Witneyでバスを乗り換えてCommonLeysFarmCampusまで行きました。Witneyでバスを待っている時にジロタンに電話をかけたということです。

やれやれ、携帯も通じない田舎なだけでなく、今日学校から帰ってしばらくCottageで休んでからPloughという例のパブに行き、ここではインターネットは出来るのか、と聞いたら出来ないとのこと。CLFCampusでも、WiFiが出来るのか聞いたら出来ないという答え。新しい学生が学校のコンピュータを使えるようになる準備がまだ出来ていないとのこと。例え使えるようになったとしても、こちらから英語で出すことは出来ても、ソネットに来てる受信メールの日本語は読めないので、来てるメールに返事を出すことは出来ないのです。八方塞り状態です。今日送ったファックスはFKのジーニーに頼んでオフィスから送ってもらったのです。届きましたか?

昨日Benがセットしてくれたはずの給湯システムが全く働かないだけでなく、セントラルヒーティングも全然ダメだったので、今日学校の帰りにFKのオフィスに寄ったのです。Finstockにはスーパーも無いので、必需品の買い物も学校帰りにしなければならないので、買い物をしてから又FKに戻ってまたまたBenのクルマでCottageまで送ってもらいました。ついでにもう一度給湯のところを点検してくれたのですが、Benにもよく分からないらしく、なるべく早く修理の人をよこすから、ということでした。ちなみにこのBenはOxfordBrooksUniversityでRealEstateManagementを専攻したのだそうです。Brooksは不動産のコースでは英国内でもトップクラスなのだそうですが、Historyもすごく良いそうです。

パブに話を戻すと、ホントに「またぁ?」という偶然の出会いがここで二つもありました。ひとつめは無線ランがここでは出来ないことを知ってすぐに変えるわけにはいかないので、Pims&Lemonadeを注文して飲んでいると老人夫婦が入って来たのです。私の近くのテーブルに座って二人で飲み始めたのですが、ご主人の方が私に最初に話しかけてきて、AnimalManagementを勉強しに来たことなどを話すと、今度は奥さんの方が「Very
Interesting!]と言って、話に加わって来ていろいろな話をしているうちに、いつ来たのかとか、今までどこに泊まっていたのか、という話になり、この8日間はWitneyのOldCourtHotelに泊まっていたと話すと、ご主人の方がうなづきながらI know Julian
というのです!2年前にはWitneyのあのB&Bが洪水で浸水したのだとか、そのあともいろいろ話しているうちにJapanという言葉を聞きつけたここのオーナー が、日本の「祭」という文字が背中に入ったハッ
ピを着て出て来たので、それはどこで手に入れたんですか?と聞くと「あと5分ここで待っていれば、あなたは日本人の女の人に会えるよ。これは彼女の息子が僕にくれたんだよ」と言うのです。

老人夫妻としばらく話していると、日本人女性(多分50歳くらい)とハーフの顔の男の子(18歳くらい)が二人で入って来て、カウンターに座ってお酒を飲み始めました。男の子の方はあきらかにお母さんと日本語で話していました。「うん、、、」という相づちが妙に懐かしく感じました。「あ、この人だなと思ったのですが、こういうときすぐにパッと話し始めないで、様子を伺いながら黙っているというのが、日本人の一般的傾向かもしれない(つまり私のほうも彼女のほうも何処と無くそういうのをためらってしまう)と感じました。例えばこれが日本でイギリス人同士だったとしたら、どういうアプローチの仕方をするのだろう、、、と興味が湧きました。いつか誰かに、こいうSituationの時、あなたならどうする?と聞いてみようと思います。

老夫婦は夕食のチキンをオーブンに入れている間、ちょっとここに飲みに来たので、もうそろそろチキンも出来ている頃だ、、と言って「我々はPegyとAllenというんだけど、又会えるかもね、、、」「楽しかったわ」と言って帰って行きました。彼らが帰ったので私の方から日本人女性に話しかけました。もう30年もここに住んでいるのだそうです。CommonLeysFarmから少し先のヘイヤット(?多分・・・Yattというスペルをどこかで見たように思う)というところに住んでいるとのこと。「この子はもうすぐ大学へ行ってしまうので、あとは主人と二人暮しになるので、夜は大抵いえにいるから何か困ったことがあったら電話をしてください」と言ってメモに名前と電話番号を書いてくれました。穴井さんという人でした。Finstockなどという日本人には馴染みの無い場所で、日本人に出会うなんて予想もしていないことでした。これもそのPloughのオーナーのハッピから始まったのですね、、。そこでこの人のサービス精神がなかったら、この出会いはおそらく無かったと思います。そう考えると、「人との出会い」というのは人間の持っている「ほんのちょっとの積極的な心」がもたらすものなのかもしれない、、、と思いました。

メールを読むためにパブを出てからまたWitneyのJulianのところに行って、WiFiをやらせてもらおうか、、、と思いバスの時刻表を見たら、今行ったら着いてすぐにまた戻って来ないとバスが無くなるみたいだったので、結局それは止めてCottageにいることにしました。

多分横尾さんからメールが来ているのではないかと思うのです。彼女の出発は9月9日だと言っていたのでもう今頃は出発してしまっているだろうけれど、英国に着いてからメールチェックはすると思うので、ジロタン出来れば私の今の事情を説明して「予定通り、Witneyには土曜の夜に来るつもりでいてください」ということを、代わりに伝えておいてくれませんか?今日は絶対にJulianのところでインターネットをやらせてもらおうと思っているのですが、横尾さんの方も英国で思うようにならないことが出てくrかもしれないので、なるべく早めに連絡が取れたほうが安心すると思うので。なにせ今のたった一つの通信網の携帯さえこのCottageでは通じないのだから、、、、。それも明日までの辛抱。明日になれば少なくとも電話だけは通じるようになる筈(だろうなぁ、、、)

今日の学校での予定は、午後からEllieが何人かの生徒(私も含めて)と面接をして、その人のこれから取る科目を決める相談をすることになっています。一つハッキリしたのは、どうやらCollegeというのは丁度高校を卒業した人たちが大学へ行くための準備をするところ、または職業に就くための技術を身につけるところであって、日本の短大と職業学校をあわせたような教育機関に相当するみたいですね。だからTutorというのもまさに教師で、実際に授業も担当するようです。GAPSだのSTGUだのなんだの、何のことだか全然分からないアブリビエーションがやたらに話の中に出て来て私にはチンプンカンプンです。

このメールは多分Julianの所から出します。

ではまた。God be with you.

Miyako
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Dear Jiro-tan,

四時半のバスに乗って5時ごろにかなり消耗した脳みそで、Julianのパブに入ろうとして前を通って裏から入ろうとしたら、店からJulianが私に手を振って入れ!というジェスチャーをするのが見えました。たった二日ぶりなのに、とても懐かしい人に会ったような感じがしました。

何故消耗したかというと、12時半からいわゆるAsessmentがあり、これが数学と英語のアチーブメントテストのようなもので、コンピュータを使って一人ずつやるのです。私は数学の方を先に選択してやり始めたのですが、なにせ言葉のハンディキャップがあるので、問題自体はそれほど難しくないのに、問題文の英文を読むのに結構神経を使ってやったので、他の生徒が2科目終わった時点で私はやっと一科目(数学)が終わるというスローテンポで、あとは英語の能力テストの方を一人でコンピュータルームで、黙々とやり続けました。英語の方は予想したよりも簡単な気がしました。もっと難しいのかと思ったのですが、ToeflやIeltsなどに比べるとやはり高卒(または中卒?)のレベルをクリアしてるかどうかのテストみたいなせいか、大分簡単なように思います。ただ終わったのが2時半でしたから、ぶっ続けで2時間もテストを然もコンピュータでのテストを受けていたので、相当脳みそを消耗したというわけです。結果もすぐにコンピュータに出てくるようになっていて、私は両方ともレベル2でレベル3の能力もありそうなので、レベル3のテストも受けた方がいい、、、と出てきました。少なくとも今はNO THANKS!!という状態です。

Julianは紅茶を入れてくれて、「これはチャージしないから、、ポットに余っていたやつだから、、、」と言って、私の頼みを聞いてコンピュータをパブのテーブルでやらせてくれました。昨日PloughというパブでPegyとAllenに会ったと言うと、目を丸くしてびっくりしていました。とてもよく知っているカップルで、前に別のところでパブをやってた時に良く来てくれたお客さんなんだ、と言っていました。Oh, you met them?!!!!と顔を紅潮させていました。

さっきCollegeのコンピュータからメールを打ってみたのですが、キーボードのサイズが違うのか、大文字にするキーがこのコンピュータよりも離れているようで、さっきのテストの時のそうだったのですが、自分の押した文字と違う文字が出たりしてちょっとやりにくいです。ウェブメールを呼び出すことは出来るのですが、何の役にも立ちませんね、無いのと同じです。今度Collegeのコンピュータからメールをする時はGmailを使ってみようか、、、と思っています。

明日は今日よりも少し実践的な「動物の扱い方一般」のデモンストレーションみたいなのがあるようです。いずれにしてもこれから私が受ける授業は、半分くらいが実習がらみになりそうです。授業中のガキどものうるさい事!このうるさい環境で集中して講師の話を聞くのも結構疲れます。このあたりはいわゆる大学生とは大きな違いだと思います。

私が今日受けたコンピュータの数学のテストをやっていて、家庭教師をやり続けていたことも、役に立ってる気がします。教える仕事を何もしていなかったら、思い出すのに時間がかかったり、またはすっかり忘れてしまっていたかもしれない、、、と。高校の初歩的な数学の問題も少しは入っていたのですが、これは案外忘れていないものですね。時間はかかったし、アタマも疲れたけれど、結構面白かったです。とにかくchallengingな体験でした。

今日はここにもう少しいて休んで、軽い夕飯でも食べてから帰ろうか、、、と思います。なんかここでこうしていると、ホッとした気持ちになります。

金曜日は前にも言ったけれどCotswoldのAnimalParkへ行きます。学校のバスで行くのか何で行くのか知らされていませんが、、、。もう一つ、前もって知らせておいてくれてもいいんじゃない?と言いたくなることが、結構あるCollegeです。

明日の夜8時は日本の朝4時なので、電話をするのはそちらの朝8時ごろ(こちらの夜中の12じごろ)かな、、、と思っています。眠くなって眠ってしまったら少し違う時間帯になるかもしれませんが、とにかく新しい電話から電話をしてみます。Benに聞いたところでは、いわゆるBBCNewsを見るためには、衛星放送が見れる状態にしないとダメなそうで、「私はBBCのニュースが見たいのだけど」と言ったら、BTに電話しておいてあげるとのことでした。ブロードバンドつきの電話システムだと月36ポンドちょっとくらいなので、BBCNewsを購入すると多分5〜6ポンド高くなる程度だとのこと。電話代はいろいろなディスカウントがあり、夜遅くと朝早い電話は国内通話はタダだとのことで、日本のNNTよりは少し安いのではないかと思います。一ヶ月でどのくらいになるのか、請求書を見てみたいと思っています。

電話で聞いたTEXTという言葉もそうですが、ground ruleとかcheersとか今まで馴染みの無い単語をよく聞きます。ground ruleと言うのはbasic ruleということで、cheersというのはThanksとかByeの代わりに使われるようで、町中でも非常によく聞きます。

電子レンジの修理屋サンの連絡先は文章ではちょっと説明しにくいのですが、多分キッチンの電話のそばに立てかけてある透明のファイルがあると思うのですが、そのファイルの中を良く捜してみてもらうと、この前修理に来てもらったリンナイの人が出した領収書(レシートみたいな)が入れてあるはずです。そこに連絡先の電話番号が書いてあると思います。修理に来た人の名前も出てると思うのですが、確か「黒島」とか何とか、、、そんな名前だったように記憶しています。それからコンピュータの情報を取り出してもらうためにかかる費用10万円は郵便局でもりそなのむささびでもどちらでもいいです。ジロタンの自由に使えるお金については全然違うバンクに預けてあるので、今はちょっと無理ですから、、。

ではまた。God be with you.

Miyako
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