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Miyao's Oxfordshire Diary 015
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2010.1.19-21

1月19日(火):Pigeon House

私は今日も朝5時に起きて下に降りて来る。Billieはまだ2階のベッドで寝ている。Fraserさんからは返事が来ていない。きっとインターネットなどをする場所が簡単にはないのだろう。ニワトリは時々覗きに行って餌と水はチェックしておいてあげようと思う。Billieは7時ちょっと前に一人で降りて来てシッポを振って私に挨拶した後、カウチの丸ベッドで2番寝を始める。

8時頃朝の散歩に出掛ける。いつものルートだ。大体25分ぐらいの散歩。そのあと家に帰ってからはBillieは大体私の膝の上に乗っている。


今日は2時の予約でPigeonHouseの乗馬レッスンなので、1時半ごろに家を出ることにする。その前におもちゃに骨ガムを仕掛けて、それとドッグフードと水のボウルを持ってバスルームへBillieと一緒に行き、バスルームのドアを閉め、ラジオ4をつけて人の話し声が聞こえるようにして下に降りて来る。どうやらBillieはおもちゃで遊び始めている音がするので、そのまま私は鍵をかけて出る。

2週間ぶりの乗馬で、今日もMaggyに乗った。Helenが馬の胴体を足全体で包むようにして乗ると自然にかかとが下がるし、かかとが馬のおなかに常に触っているようになる筈だから、それを意識して乗るようにとアドバイスしてくれた。「だからジョッキーはがに股なのよ」と笑いながら言っていた。それからお世辞かもしれないけれど、大分上手く乗れるようになって来てると言われた。今日は持って行ったニンジンとりんごをMaggyにあげる。来週も火曜日の同じ時間で予約して来た。

帰りにWitneyCampusに寄り、最後のTuitionを支払って来た。これで完了だ。それからSainsburyで買い物をしてから帰る。

4時ごろに着いたので、Billieの留守番時間は2時間半だ。すぐにBillieを散歩に連れて行くことにした。帰って来てから私は買ってきたおかずをチンしてトーストと一緒に今日初めての食事をする。Billieはじっと見ていたが諦めて自分のフードを食べ始める。余りにもおりこうさんなので、今朝私が新たに考案したゲームをして遊んであげる。紙コップ2個を使って、一つの方だけにTreatを入れて、「どっちに入ってるかな?」と言って、Billieに選ばせ見つけたら食べられるというゲームだ。これも結構Billieには気に入って貰えたようで、眼を輝かせてもっとやろう!という顔をするのだ。私がお茶を飲み始めるとBillieは一人でラグビーボールをくわえてキュキュと音をさせて遊び始める。私がコンピュータの前に座るとすぐに膝の上にのり、体が暖かくなって来て熟睡し始める。全くSweetBillieなのだ。ついついBillieに見つめられると、遊んであげたくなってしまう。

あしたはAnimalCollectionのassignmentの提出日なので、既にやってあるものをカットして写真もカットしてA3の紙に貼り付ける最後の作業を台所のテーブルの上でし始めると、Billieがそばに来てじっと見上げているので、イスの上にのせてあげて私の作業が見えるようにしてあげると、時々首をかしげながらじっと見ている。2枚とも終らせて「これがオバサンのassignmentよ」とBillieに見せる。それからコンピュータの前に座って日記を書き始めると、Billieはまたまた私の膝の上に乗り、丸くなって眠り始める。もう8時過ぎだから体が時々ぴくぴくする熟睡モードだ。100%安心しきって眠っているようだ。Fraserさんたちにもこんなに甘えさせてもらえるのだろうか、、、と少し気になる。余り大きなギャップを作っては結局Billieが可哀想だから。

明日は9時15分から3時15分までという6時間の長い留守番をさせなければならない。それに夜の授業があるので、その時間も留守番ということになる。夜は閉じ込めないで行ってみようか、、。少しはBillieも私も我慢しなければ、、、。

Billieは夜2階で寝る時間のちょっと前ぐらい(10時ごろ)に、残っているドッグフードを食べる癖があるようだ。今日は残っていたものを全部食べてくれた。

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1月20日(水):Billieはレインコートが嫌い?、下痢ウンチ

5時ごろ下に降りて来たら、今日はBillieもすぐ後に降りて来た。それからリビングの丸ベッドで2番寝をし始める。置いて行かれるかもしれないという不安感みたいなものがあるからなのだろうか、、。

珍しくBillieが7時前にクンクン言うので、中庭に出してあげるとどうやら軟便が出たようだ。その後ゲコゲコ言って、リビングの石の床の上に黄色の液体をすこし吐く。散歩に連れて行こうとカーテンを開けたら、相当雨が降っているので、こないだ買っておいたレインコートを着せて出掛けた。Billieはレインコートを嫌がっているのかそれとも雨を嫌がっているのか、いつものように積極的に散歩をやりたがらないので、途中で帰ってくる。やっぱり途中でちょっと下痢ぎみのウンチをする。雨はみぞれ混じりになり、BBCの天気予報どおりHeavySnowになるかもしれないくらい気温も昨日に比べて低い。家に着いてから窓の外を眺めていると、明らかに雪になり始めた。昨日PigeionHouseのお兄さんに「やっと雪が消えましたね」と言ったら、「でも明日はまた雪になるって言う話だから、、」と言っていた。今日のような日は、トイレの為だけなのでBillieには中庭で用を足してもらおうかと思う。

1時ごろに私はLisaのAnimalCollectionの授業のために出掛ける。Billieはおもちゃで釣ってバスルームに入れた。学校でEllieに会ったら、「預かってる犬は大丈夫か、もしかして学校の檻に空きがあって、TiffにBillieをAssessして貰って生徒が世話をするについて問題なしということになれば、授業がある間学校の犬小屋で預かれるかもしれないから、聞いてみたらいい」と言ってくれた。そうするかどうかは別としても、そう言ってくれるのは有難い。Ellie自身のワンちゃん(ディーゼルという名前のジャーマンショートヘアードポインターという種類で、これは殆どワイマラナーの別名のようなもの)もいつも一緒に連れてきて、学校のCrateに入れてあって、学生が実習の時のモデルになったりしているのだ。「預かっているのは何の種類?」と聞くのでジャックラッセルテリアだと言うと、Ah, it's a very little dog but a big charactor!! と言っていた。やっぱりそういうワンちゃんなのだ。

授業が終って家のドアを開けると、何となく下痢ウンチの臭いが漂っていたので、もしかしたら、、と思いバスルームのドアを開けてみると、やっぱりあちこちにポタポタと下痢ウンチをしてしまったらしく、Billieは申し訳なさそうな顔をして耳を下げて座って私の方を見ている。ふんずけないようにBillieを抱き上げながら、ティシューでそのウンチを拭き取る。それからBillieを台所に置いて、Waitと言って待たせて、私一人で上に行きこびりついたウンチの跡をスポンジでこすってきれいにして、ルームスプレイで臭いを消して降りて来た。その時もBillieは申し訳なさそうな眼で私を見る。これはBillieの責任じゃないんだから、大丈夫よ!と話しかけてあげる。それからすぐにまだウンチが出たいかもしれないと思ったので、散歩に連れて行く。下痢をしている割には元気にいつものように走る。散歩の終わりのほうに、ちょっとだけ下痢ウンチをしただけだった。これで夜の馬の授業の時の留守番はできるだろうか、、、。夜はバスルームに閉じ込めずに行こうと思っていたけれど、ちょっと不安だ。かといってまたバスルームに入れて出掛けるのも、可哀想な気がする。出掛けるまであと1時間ぐらいあるので、どうすべきか考えよう。バスルームで留守番をもう一回させるか、それとも私が馬の授業を休むか、、、。

ぎりぎりまで迷っていて、6時半ちょっと前にやっぱり授業に出ようと思い、Billieをバスルームに呼んで、今度はおもちゃで釣るようなことはせずに、言葉でちゃんと「You stay here and wait, ok?」と言って聞かせると、彼女は気が進まないけどショウガナイというような顔をして、ちゃんと言う事を聞いてバスルームに入って来て、お座りをしてくれたのでそのままドアを閉めて、下に降りて来て出掛けようとしたのだが、ちょっと下痢のことが気になり、出掛ける前にもう一度外へ短い散歩に連れて行ってからにしようと思い直し、2階に上がって行ってドアを開けるとBillieはもう出てもいいの?というような顔をしているので、「ウンチが出るかもしれないから、もう一度Walkingに行こうか?」と言って、短い散歩をして帰って来た。それからでも出掛ければ間に合う時間だったのだけれど、明日のことも考えると、6時間も留守番させることになるので今夜は下痢の状態を確かめる為にも、一緒に居た方が後悔しないだろう、と思ったので結局馬の授業は休むことにして、Billieと一緒にいた。

おもちゃで遊んであげると、とても嬉しそうに遊ぶ。その後野生動物のドキュメンタリーをテレビでやっていたので、私がそれを見ているとBillieも熱心に見始めたのには感心してしまった。本当にテレビ画面に見入っていて、動物の動きや鳴き声などを首をかしげて見ているのだ。この子は本当に賢いワンちゃんだな、、、と思わされた瞬間だった。まるで人間と一緒にテレビを見ているような気がしたのだ。

今日は私が食べている時にも、水だけを置いておきドッグフードのボウルは置かないで居た。なるべくお腹を空にして負担をかけないで置いた方が治るのが早いだろうと思ったのだ。でもBillieが「何で今日は私のご飯がないの?」という顔をして見るので、食べたければ少しはいいだろうと思い、少しだけ入れたボウルを下に置くと、ポリポリと美味しそうに全部食べた。こんなことは珍しいのだ。彼女が美味しそうにドッグフードを食べるのを余り見たことが無かったからだ。

お腹の調子はどうかと思い、時々中庭に出して用を足させて見るが、全然しない。落ち着いてきたのかもしれない。今日はTreatもあげないで我慢させた。お腹が正常に戻れば一安心だし、明日の6時間の留守番も何とかなると思うのだが。明日の朝の散歩の時のウンチを良く見ておこう。明日学校に行ったら、Ellieが言ってくれた件についてTiffに聞くだけ聞いてみようと思う。金曜だけでも一緒に学校に連れて行き、預かってもらえれば、BillieのSocializationの訓練にもなるし、配達の人などにも吠えなくなるのではないかと思うので、Billieの為にもFraserさんたちの為にも良いチャンスなのではないか、、。

8時半頃からBillieはいつものように熟睡態勢で、それまで私の膝の上で丸くなっていたが自分の丸ベッドに移動して、本格的に眠り始めた。

10時過ぎに私が2階に寝に行っても、Billieは一緒に来ようとしないで丸ベッドに居るので、一応そのままにして様子を見ることにしたのだが、余りにも音がしないのでやっぱり何処か調子が悪いのか、、、と気になり下に降りて来て見ると相変わらず丸ベッドにいるので、丸ベッドごと抱えて2階に連れて行って、ベッドの上に置いて寝ることにした。そのまま眠り始めたが、途中呼吸が速くなったりするので、ちょっと気になったのだが、まあ寝る態勢で居る限りは大丈夫だろうと思い、そのまま結局私も眠ってしまった。朝までBillieもトイレで起きる様子はないので、お腹の調子は散歩の時に確認しよう。

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1月21日(木):朝霧、Tree House、大学の価値

6時ごろに私は下に起きて来た。Billieはまだ眠っている。しばらくしてBillieが降りて来たので、丸ベッドを2階に取りに行っていつものカウチの上に置くと、そのままその中でまた丸くなって寝始める。まあ、いつものパターンなので、様子を見ることにする。

今日は朝霧が立ち込めて視界が悪いこの村独特の天気で夜が明けた。

8時ごろBillieと一緒に散歩に出る。今日はPloughInnの裏から、左の方角へ行ってみた。すると誰かの敷地の中の大きな木の上にTreeHouseがあるのを見つけた。6畳くらいの屋根つきの家で、トタンの壁で覆っているので素人が造ったのではないかと思う。そこに隣接している草原は泥が殆ど見えない敷地なので、足も靴も汚れなくて済む。これは良いところを見つけた。その広い草原を一周してからPloughInnの出口まで戻ったところで、Billieがウンチをしてくれた。普通の健康なウンチだったので本当にホッとする!!回復したのだ。良かった、、。

今度はいつもの道路コースの散歩に向かう。今日は長めのお留守番なので、少しでも長めの散歩をして置いてあげようと思ったのだ。家に戻って時計を見ると、大体45分の散歩だったことが分かる。まあこれくらい体力を使っておけば、Billieもストレスを感じなくて済むだろう。朝もやが次第に晴れ始めて、やがて朝日が顔を出し穏やかな湿気を含んだ気持ちの良い空気を感じる。この次行ったらあのTreeHouseの写真を撮って来よう。

家に帰ってからBillieとテニスボールの素材で作った骨の形をしたおもちゃで、「Fetch遊び」をしばらくやってあげる。これで更に体力を使ったので、日中少しは眠っていてくれると良いのだが、、、。今日は10時45分頃に私は家を出るつもりだ。Billieはこの遊びの後、丸ベッドでウトウトしながら一休みを始めた。

食べ物で釣るのではなく、言葉で2階のバスルームへ連れて行って、なかなか中で座ろうとしなかったのだが、ゆっくりしかしキッパリと「Sit and Stay 今日はお留守番だからね。お願いね、」と言って新聞紙を敷いて「もしウンチがしたくなったらこの上でしてね」と言ってドアを閉める。ちょっと寂しそうな顔をしているけれど、こればっかりはお互い我慢しなければならないことなので、私も譲るわけにはいかないのだと、自分に言い聞かせる。少しはBillieの気持ちが落ち着くかもしれないと思い、CDプレイヤーでゴスペルをRepeatにセットして(つまりずっと流れっぱなしになるように)出掛けた。

11時15分からのDutyの時間を使って、今日はこのCollegeを出た後に、更にHigherEducation(例えばFoundationCourseとかUniversityDegreeという道があるようだ)に進みたい学生のための、説明会のようなものをBrookesUniversityの人が来てした。Ellieが私はアニマルユニットに行って、大学に進むつもりの無い学生と一緒に動物の世話をしてもいいのよ、と言ったのだが、私はこちらの方が興味があるのでこのままここにいたいと伝えて、その説明会の方にいた。

大学のTuitionが来年度は大体2倍に値上がりする見込みだし、学生のポジションが限られていて応募者の数が多いために、実際に大学からOKの返事を貰うことがますます難しくなって来ている、という説明をしていた。学生の為の学費ローンについても説明して、これは少なくともこのキャンパスに来ている学生にとっては、希望が持てる情報だったようだ。学費の為の国のローンを借りた場合、卒業した後、年収が15,000ポンド以上になるまで、返済を始めなくても良いとのこと。その場合の返済金額も、収入の9%ずつ返していけばいいのだとのこと。

Brookesから説明に来た人が、今CommonLeysに通っている学生の親達で、大学教育を受けた人がどのくらいいるかを挙手によって聞いたのだが、殆どの生徒の親達は大学卒ではないみたいだったのは、私には非常に印象的なことだった。1年目のTomが「同じ年の人が仕事で収入を得ている時に、無収入でしかも借金をしてまで、大学なんかに行く価値があるのか」という質問をしていたのも、面白いと思った。その時は収入がないのは損をしたと思うかもしれないけれど、後々になったら必ず大学に行っておいて良かったと思う筈だ、そのくらい収入も違ってくるのだと答えていた。

それから、大学にApplyする時に出すPersonalPresentaion(言ってみれば履歴書みたいなもの)を書く時は、自分を出来るだけ売り込むように、それから実習経験とか働いた経験とかボランティアの経験は非常に強いポイントになるから、暇があったらそういう機会を出来るだけ作って積極的に経験した方が有利だ、と紹介していたのも印象的だった。

Assignmentが新たに2つ出された。PracticalAnimalHandling and HusbandaryとExoticsの二つだ。Exoticsの授業は自習みたいな感じで、Ellieが持って来た自分の本をその時間に読んでも良いということらしかったので、私もその中の本を覗いたら、ワンちゃんのClickerTrainingの本がありなかなか面白いので、書名をメモして読んでいたら、Ellieが来て「この本はすごく良い本よ。私の犬にもこれで訓練して、上手くいったんだから」と言うので、私も面白いと思ったので買おうと思ってると伝えた。

4時半にすべての授業が終り、急いで家に帰る。Billieはどうやらバスルームに置いた自分の座布団の上で寝ていたようで、そこが暖かくなっていた。私がドアを開ける前からドアのところで座って待っていた。新聞紙の上にも何処にもウンチはしてなかった。よかった、、。それから着替えてすぐに散歩に連れて行く。長めの散歩だ。もうかなり暗くなっていた。明日はもっと長い留守番になり、Billieには可哀想だけど、私も我慢我慢、、、。

昼休み時間に昨日Ellieから聞いた件について、Tiffに話してみた。ひとつケンネルが空いているのと、一般の学生の場合は断ることにしているのだけど私のようなMatureStudentの場合は、授業中に預かることは大丈夫だとのこと。月曜日にBillieをAssessしてOKのようだったら、来週の金曜日から預かれると思うとのこと。つまり29日と2月5日の2回だけということになるわけだ。それでも8時間もの長い留守番をBillieにさせるよりは良いだろうか、、、。それとも慣れて来たここのバスルームで留守番する方が彼女には無理じゃないのだろうか、、、。また迷うところだ。2回ぐらいBillieの社会性を刺激してみても彼女の成長のためにいいかもしれないかな、、、。

留守中にこないだアマゾンに注文したBillie用のシートベルトが届いていた。早速試しに彼女に付けて見ると丁度良い具合だ。よかったよかった。これでこれから短い用事の時は、Billieも一緒にクルマに乗せて連れて行ってあげられる。

今回のレポートはここまでにしておきます。God be with you.

Miyako

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2010.1.22-24

1月22日(金):Billieは雨が嫌い?、Meritを獲得!、テロリストを実験台に!?

今日は3時半に一旦眼を覚ましたのだけれど、いくらなんでも起きるのには早すぎると思い、二番寝をしたら、次に眼を覚ましたのが6時だった。ちょっといつもより起きるのが遅くなってしまった。私のコンディションとしては5時起きが最高なので、それをなるべくキープしたいのだ。Billieは2階のベッドで寝ていたが、7時ちょっと前に下に降りて来て、カウチの丸ベッドで二番寝をし始めた。

関口さんとSiripornさんからメールとタイの写真が送られて来ていたので、早速返事を書いて送信する。

8時前に散歩に出る。雨が結構降っていたので、Billieにレインコートを着せて出掛ける。どうやらBillieは雨の中の散歩は余り気が進まないみたいだ。それでも一応長めのコースを回って来たのだが、結局ウンチはしなかった。長い留守番なので、出来ればして欲しいので、出掛ける前に、庭に出してみたが、やはりしない。仕方が無いので、いざとなったら新聞紙の上でしてくれるだろうと思うことにした。

今日の授業は9時半から4時半というチョー長丁場なので、出掛けるタイミングを上手く整えないといけないので、心の準備を始める。頭の中で、出掛ける前にやるべきことを順を追って「何時までには何をやり、何時にはBillieをバスルームに連れて行き、その後コレとアレを確認してから家を出る、、」という具合にシュミレーションをしなければならないので、私自身少々緊張しているのを感じる。毎週金曜日が過ぎると、やれやれ、、、という気になるのだ。それでも今週末でBillieとの生活も半分が過ぎることになるのだ。

午前中はAnimalHealthとAnimalWelfareの授業。AnimalHealthのAssignmentが返された。ワンちゃんを飼う人のための手引きを箇条書きにするAssignmentだった。プリントに書き込むタイプのMeritの課題の方もOKをくれた。AnimalWelfareの授業は動物実験についてだった。同じテーブルに座ったAlexというちょっとボスっぽい女の生徒が、「動物なんかで実験しないで、テロリストを実験台に使うべきだ!」などと過激なことを言っていた。この子は何処かで歌を歌ったりもしているらしく、態度が大人っぽい感じのする目立つ生徒で、刺青もアチコチにしているような女の子で、他の女の子とは何処か少し違う。分からないことを聞くと結構丁寧に教えてくれたりする意外に親切なところもあるのだが、普段はちょっと近付きにくい感じの子だ。

それから、Ellieの話だと2月にまたもう一度雪で休校という状態がありうるとのこと。去年もそうだったそうだ。先週の金曜日、私が自主休校した時の出席者は6人だったとのこと。あの時は確かまだバスが走っていなかったので、結局来れない人が多かったということだろう。

午後からのNVQで私はRussianHamsterのタンク(これはハムスター用に造られたプラスティックの飼育箱のようなもの)のFullClean(何から何まで全部洗って取り替える完全掃除作業)を一人でやった。これが案外複雑な構造になっていて、全部ばらして掃除した後元どうりにするのが大仕事だった。そのあとは実習に関する知識をログブック(これもいまだにイマイチわからないもの)に書き込む作業をやらされた。その質問事項も何のことを聞いているのか、私にはピンと来ない文章なので、毎回いささか溜息が出るのだ。今日はLisaが実習の授業を手伝っていて、分からないところを彼女に聞いてやっと終らせた。言わせて貰うとすれば、これは何の為にやらせるのか、これをやらせる必要が本当にあるのだろうか、、とちょっと疑問に感じる。やっと終って4時半になり、わき目も振らずに家に直ちに帰る。Billieは全然ウンチをしないで待っていた。着替えてすぐに散歩に連れて出る。今度は流石にいつもより多めの健康なウンチをした。よかった、、、。ホッとする。

散歩から帰ってからBillieと新しいゲームをして遊ぶ。Treatを小さくしたものを見せて、「どっちどっち」と言ってBillieの前足で当てさせるゲームだ。これもBillieの好きなゲームになったようだ。

ひとしきり遊んで納得したのか、7時半頃からはいつものようにコンピュータをしている私の膝の上にピョンと乗っかって体が暖かくなり、一眠り。眼が覚めると今度は思い出したように自分のボウルに入っているドッグフードをポリポリと食べ始める。夜に食欲が出るバイオリズムのようだ。

金曜日に学校が終って帰って来ると、本当にホッとする。Billieが一緒だといつもより余計ほっとする気持ちになる。これで二日間は彼女に長い留守番をさせなくて済むと思うせいだと思う。

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1月23日(土):どっちどっちゲーム、久しぶりにFleurのレッスン

私はいつものように5時に起きて降りて来る。Billieはそれでも6時ごろには降りて来た。

8時10分前ごろから散歩に出かける。今日は更に長めの50分くらいのWalkingをした。帰って来てからBillieに例の「どっちどっちゲーム」をしてあげる。大分ルールが分かって来たようで、右手と左手を使い分けるコツを飲み込んだようだ。このワンちゃんとはコミュニケーションが成り立つから面白い。今日はBillieをクルマに乗せて一緒にガソリンを入れに行く予定。10時からは久しぶりにFleurのレッスンがある。その前に20ポンド札を細かくして来なければと思い、Billieを残してVillageStoreに行って、シナモンロールと牛乳とWitneyGazetteを買って帰る。Billieは大人しく待っていて、私が玄関のドアを開けるとシッポを振って「よかった、、」というような安心した表情になった。

Fleurが来た時に吠えると困ると思い、時間の少し前にバスルームに連れて行こうとしたら、尻尾を丸めて本当に「勘弁して欲しい」という様子をしてベッドルームで丸くなっているので、ちょっとだけだから、と言い聞かせて抱っこしてバスルームに連れて行き、ドアを閉めて私は下へ降りて来た。

Fleurが来て下で声がするのを聞いてBillieがバスルームで吠えている。FleurにBillieを出してもいいかどうか聞いたら、構わないというのですぐに出してあげた。喜んで降りて来てFleurに飛びついて顔を舐めようとするので、Billie!Sit!と何度も言って興奮を鎮めるのに時間がかかった。Fleurは以前Tinoというジャックラッセルテリアを飼っていたことがあるのだそうで、その時はほんとに長い散歩を(FleurはMiles and milesという表現を使っていた)毎日したそうだ。エネルギーのあるワンちゃんなので、ある時は一日に5回も散歩に連れて行っていたことがあるとのこと。そのTinoというワンちゃんはやっぱりとても利口で可愛いかったようで、Billieを見てTinoに似ていると言っていた。

3週間ぶりのレッスン、と言っても世間話をするようなものなのだが、いろんな話をしてからAnimalCollectionの今回出されたAssignmentで10分間のプレゼンテーションというのがあるので、そのことについても話した。準備をバッチリしてFleurの前で何回か練習すれば大丈夫できる、と言っていた。以前彼女に聞かされたのだが、Fleurの得意分野の一つがプレゼンテーションということなので、良いヒントをあげられると思うと言っていた。

12時少し過ぎにFleurは帰って行った。その後Billieをクルマに乗せてガソリンを入れに行こうと思い、ワンちゃん用のシートベルトをしたのだが、Marthaが言っていたようにいつもクルマに乗るときはBillieは膝の上に乗るので、慣れないこともありクンクンピーピーと運転中も鼻を鳴らして落ち着かない様子なので、途中キャンパスに寄って一度おろしてキャンパス内を歩かせてまた乗せたのだが、余り無理をさせないほうが後々のためにはいいかなと思い、ガソリンは入れずにそのまま家に戻ることにした。明日また乗せる練習をして、それでもまだ慣れないようなら、ガソリンは一人で入れに行こうと思う。

4時半過ぎに夕方の散歩をする。慣れないことをしたので疲れたのか、その後丸ベッドでウトウトし始める。一日が過ぎるのが実に早いと感じる。もう外は真っ暗になっていて、5時15分だ。

土曜日の夜はBBC Oneで去年とはちょっと趣向の違うダンスのスター誕生みたいな番組をやっていて、これが結構面白いので私は毎週見ている。毎週男性と女性の出場者が一人ずつ落とされて行くのだ。視聴者が電話で投票した上位の人が安全圏に入り、下から2番目と最下位の人がもう一度自分の得意なダンスを踊り、今度はプロの審査員が判定して、残れる人を決めるという仕組みだ。かなりレベルの高いパフォーマンスをする出場者ばかりなので、これに残れると国内だけではなくブロードウエイでの仕事ももらえるようになるらしい。さすがに出場者は若者ばかりだ。

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1月24日(日):給油所がコンビ二も兼ねる、日が長くなっている

Billieが朝起きて下に降りて来る時間が、以前より大分早くなってきた。今朝は5時半にはもう起きて下に降りて来た。そのあとずっと起きてるわけではなく、丸ベッドで二番寝をする。どうせなら2階でそのまま寝てればいいのに、、と思うのだが。

いつものように8時ごろから45分くらい散歩をする。健康なウンチをしてくれるとホッとする。

12時半頃、Billieにシートベルト用のハーネスを着けて、昨日と同じようにクルマに乗せて、もし大丈夫のようならガソリンスタンドまで行こうと思い、家を出発。Billieはまだ慣れない様で、クンクンと不安な声を出すので、たまたま日曜日なのに門が開いていたのでキャンパスの駐車場に止めて、昨日と同じようにキャンパスの芝生を歩かせてからまたクルマに戻って、運転し始めるとまたクンクンが始まったので、このまま家に戻ることにした。前回よりは少しは慣れたかな、、という感じなので、また明日同じように乗せて走ってみようと思う。少しずつやれば賢いBillieのことだから、きっと慣れて落ち着いて乗っていられるようになるだろうと思う。家に入ったらBillieは散歩の続きをしたいような顔なので、ハーネスをつけたまま鍵をもう一度かけて、PloughInnの裏の方へ少し散歩をしてあげることにした。ウンチもしたので、あとで留守番させるのも安心だ。

2時ごろバスルームには閉じ込めずに、そのまま自由に何処でも行けるようにして、私だけ出て鍵をかけて出掛けた。ガソリンを入れるためだ。今回は雪のためにクルマを使うことが少なかっただけに、ガソリンのなくなり方が少なかったので、今年になって初めての給油だ。針がゼロに近いところだったので、今回は40ポンド分入った。ガソリンスタンドのお金を払うところはコンビ二も兼ねているようなところで、FinstockのVillageStoreより大きくて余程充実している。そこでケージャンチキンのラップサンドイッチと私の18番のコロネーションチキンサンドイッチを売っていたので、これ幸いとそれも買って帰って来た。Billieは前回同様大人しく待っていた。私が学校の間もこの方法で留守番させることが出来たら、私もそれほどギルティに感じなくて済むのに、、と思った。

早速買って来たコロネーションチキンサンドイッチを半分食べてみた。なかなか美味しい。これで3ポンド35だから、リーズナブルだと思うし味もこれで御の字だ。このガスリンスタンドはWitneyに出るよりは近いので、ちょっとした食べ物ならここに来れば買い物の時間も短くて済む。お留守番のご褒美に骨ガムを小さくして「どっちどっちゲーム」でBillieと遊んであげた。それでその後、Billieは安心したように丸ベッドでウトウトし始めた。

眼で見てもかなり分かるほど日が長くなって来ている。4時半の明るさが11月の頃のとは随分違って明らかに明るい。これは嬉しいことだ。もう少し朝が早く明るくなって欲しいところだ。Fraserさんたちが帰って来る2月の一週目頃にはもう少し朝が明るくなっているのではないか、、と思う。そしたら私は朝学校へ行く前にヘルスクラブへ行って、ひと泳ぎするのを日課にしたい。

7時すぎからソファでBillieが私の膝の上で眠り始め、私もつられて座ったままウトウト。Billieは途中から膝から降りて、そのままソファの上で本格的に寝始めた。熟睡してる時独特の体を伸ばして寝る姿勢だ。

明日からまた一週間が始まる。明日で私の英国滞在5ヶ月が過ぎることになる。

今回のレポートはここで出すことにします。God be with you.

Miyako


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2010.1.25-27

1月25日(月):滞英5か月、Becky

今日で丁度あの夏の終わりにHeathrow空港に着いてから5ヶ月が経ったのだ、、、。随分あっという間に時間が過ぎたものだ。私の英語力は相変わらず進歩のあとが見られず、自分で「ここに来ただけの甲斐はあったなぁ、、」とは残念ながら実感できないシロモノのままだ。ただ、今はそれはそれでいいと思うようになって来た。このまま満足の出来る英語力が身につかずに1年が過ぎたとしても、それはつまり1年やそこらの滞在で言葉なんか、そんなに伸びるものではないということを、身を持って体験したことになり、実験の結果がハッキリ出たことになる訳だから。

元々私は、言葉を身につけるには最低2年はその国に居ないとダメだ、という自論だったのだから、むしろそれが正しい推測だったとも言えることになるのだ。それと、もう一つハッキリしてきたのは、それじゃ、言葉が自分で満足できる程度まで進歩するように、もう一年この学生生活を続ける気があるか、と自分に問いかけてみると、以前ほど触手が動かないということ。それは英国という国に魅力を感じないからではなく、自分で納得の行く英語力を身に付けたいという自分の夢に、前ほどこだわらなくなって来たということと、ひょっとすると日本に居ても私の英語力は勉強次第で伸びるのではないか、、という気がして来たからかもしれない。ジロタンが以前、自分の英語力は英語の本を読んで身についた部分が非常に多くて、サンフランシスコで生活している時に身についたのは実際にはそれほど多くは無い、、というようなことを言っていたのを思い出した。

Billieは今朝も5時半には下へ降りて来て、カウチの丸ベッドで寝ている。

Sallyにメールを出して、月曜日の午前中のDutyとMarvinに乗せてもらう件については、今ワンちゃんを預かっているために長い留守番をさせたくないので、2月8日(月)から再参加させてもらう積もりであることを伝えておいた。従って今日は午後のEllieのWildlifeの授業だけということだ。

8時ちょっと前にいつものように散歩にでかけようと外を見ると、結構冷たそうな雨が降っている。Billieにレインコートを着せて外に出る。Billieはいつものように積極的に嬉しそうには走らず、ちょっとびびってるような様子。やっぱり雨の中の散歩は苦手なのかもしれない。それでもPloughInnのいつもの裏の丘のところでいいウンチをしてくれた。更に奥へ行こうと私が歩いて行っても、立ち止まったりしている。黒いラブラドールが二匹散歩に連れて来られていて、Billieのところに来て嬉しそうに挨拶をしようとするのだが、ジャックラッセルテリアはワンちゃんに対しては柴犬と同じで余り社交的でないため、ウーッと唸って歯をむくので、そこでの散歩は止めることにして道路の方に戻って来て、いつもの半分くらいの長さの道を選んで散歩をして、家に帰って来た。家に帰って来てから、ちょっとだけドッグフードを食べて、どっちどっちゲームをしたら、もう丸ベッドで寝始めた。まだ眠いのかもしれない。いつもなら私がシャワーを浴びてると2階のバスルームに来て、そばで見ていたりするのだけれど、今日は上がっても来ないので降りて行ってみると、丸ベッドで眠っていた。

Sallyからメールで返事が来ていて、8日の月曜日から復帰でいいとのこと。よかった、これで心置きなく月曜日は午前中出掛けずに済む。

1時ごろBillieをバスルームに連れて行き、私は学校へ。Wildlifeの授業のとき、またAssignmentが返された。このAssignmentもやれそうだったのでMeritに挑戦してみたのだが、EllieはOKをくれた。Tiffのところに行き、金曜日に預かってもらわなくても大丈夫そうだからと言って来た。あと2回頑張ればいいので、Billieも慣れた所の方がいいだろうと思うので。3時に授業が終りすぐに家に戻り、Billieを散歩に連れて行った。散歩の帰りに向こうから若い女の人が携帯を見ながら歩いて来るので、Billieが近付いて行かないようにリードを短く持って通り過ぎた時、その人が顔を上げた。なんといつかBryonyと一緒に私に乗馬を教えてくれたBeckyというEquineの学生だった!彼女も私に気付いて驚いていた。「この辺に住んでいるの?」と聞くとすぐそこの丘の上の方だとのこと。なんだ、、Finstockに住んでる学生がいたんだ、しかもあのBeckyとは奇遇だ。

今日は眠くなるのが早く、10時過ぎまで起きていられそうもないので、ジロタンにメールを出してSkypeはしないで寝ることにすると伝えてBillieと一緒に2階へ行って寝た。

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1月26日(火):トースト争奪戦?、Canterがやれた!、Tree House

朝の気温がかなり低そうなので、Billieにレインコート兼用の背当てを着せて、散歩に出る。散歩の途中、Billieが道に落ちてた誰かが捨てて行ったトーストの切れ端をすばやく見つけて、口の中に入れて食べようとしたのを、止めさせるのに大変だった。歯でしっかりくわえているのを指を突っ込んで離させるのに、彼女は唸り声を出して抵抗するので、負けずにこちらも離さずに根くらべだ。結局私の勝ちで、Billieは抵抗しながらもパンを諦めた。ご褒美に家に帰ってからTreatをあげて少し遊んであげた。散歩の最中に注意しなければならないことが、ワンちゃんに落ちてる変なものを食べさせないようにすることだ。お腹を壊す原因をなるべく避けないと、結局飼い主が困ることになるからだ。一方ワンちゃんは、食べられるものを臭いであっという間に見つけてしまうので、人間はうっかりノンビリとは歩いていられない。

今日はPigeonHouseの乗馬レッスンのときの小一時間、Billieを留守番させるだけなので気がラクだ。今日の天気は曇りで、気温も結構低い。今日もMaggyに乗って練習するのだろうと思うので、ニンジンとりんごを持って行ってあげよう。

Skypeでジロタンにかぼちゃサラダの作り方を伝授。美味しく出来たようでよかった。これでまた付け合せのレパートリーが増えたことになる。次回はぶり大根の作り方を覚えたら良いと思う。

12時半頃にBillieが退屈そうにして、私を散歩に連れ出そうとしているようなので、出掛ける前に少しサービスをしてあげようと、散歩に行く。30分ぐらいで帰って来る。それからBillieをバスルームに入れて、私は1時半頃にPigeonHouseへ出掛ける。今日もMaggyに乗って、英国へ来て初めてCanter(駆け足)がやれた!!MaggyのCanterはすごく乗りやすかった。HelenもWellDone!と言って褒めてくれた。来週もまた火曜日の2時で予約をしてもらった。今日もニンジンとりんごを持って行ったのであげても良いかと聞くと、Helenは「毎週あげると癖になって、必ずもらえるものだと思って、子供達が乗った後でもそれを期待して、子供達の手を噛んだりすると困るので、一週おきくらいなら大丈夫だから、意地悪なようだけどその方が馬のためでもあるから」と言うので、今回はあげないで持ち帰って来た。それにしても、駆け足は爽快だった。


Billieにお留守番のご褒美にTreatを少しあげて、一休みする。それからクルマに乗る練習をBillieにしてみたが、やっぱりクンクンなくので、坂の途中でUターンして帰って来た。それから普通のリーシュに取り替えて、いつもの夕方の散歩に出掛ける。TreeHouse(写真を撮った)のそばの広い草原を一回りしてから、Fraserさんの敷地の裏を通って、Footpathを行くとDavidの馬が2頭放牧されていた。今までは何も居なかったところなのだが、きっとなんかの理由でここを使っているのだろう。結構長い散歩をしてBillieを家においてから「Wait、Stay」と言って待たせて、私一人でもう一度馬のいる放牧場へ、Maggyに持って行ってあげなかったニンジンとりんごを持って行く。白と茶の馬がいたのだが、今度は白い馬だけが寄って来て、茶色の馬はちょっと離れたところで様子を見ているだけで、近付いて来ようとしなかったので、白い馬にだけあげて帰って来た。



少しお腹が空いたので、先週Sainsburyで試しに買ってみたVegetarian用のハギスをカットして食べてみた。結構美味しかった。ベジタリアンというのだから肉とかレバーとかは使っていないせいか、あっさりしているからだろう。

コンピュータをやっている私の膝の上でBillieは丸くなって寝息を立てて眠り始めた。相変わらずSweetBillieだなぁ、、、と思う。私も眠くなって来たので、ソファで横になるとBillieは私のお腹の上に寝そべって寝始める。しばらく私も眠ったので、気持ちよかった。明日は9時から3時までの6時間と夜の馬のコースの時の2時間の2回の留守番をさせなければならないので、気が重い。

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1月27日(水):it's my library time!、Billieとかくれんぼ

今日はいつもより30分早く7時半ごろに散歩に出掛けた。明るくなるのが早くなって来たこともある。PloughInnの裏からスタートしようと思ったら、先客がいてBillieは邪魔が入らない方がいいので、別のルートで道路コースを選ぶことにした。いつものコースで最後まで行こうと思っていたのだが、これまた先客がいたので、途中から最初に私がここへ来たころに行ったFootpathの方へまた行って見ることにした。ここは流石に人家から離れているFootpathなので、誰もいなくてよかった。

大体35分ぐらいの散歩時間だった。Billieはいつもと違う自分で覚えが余り無いコースに来ると、後ろを振り返ったり、オシッコをチョビチョビとしたり、時々立ち止まってあたりを見回したりして歩くようだ。なかなか用心深くて感心する。帰って来てから私がシャワーを浴びていても、上に上がって来ず、丸ベッドにいるのは、何となく今日はお留守番なのかも、、、と察しているからなのかもしれないと思う。それともただ眠いだけなのか、、、。わるいけど、今日は昼間6時間のお留守番をしてもらわないといけないんだよね、と心の中でBillieに謝る。夜も2時間ちょっとは留守番してもらわないといけないので、帰って来たらまたたっぷりとお散歩に連れて行くことで勘弁してもらおう。

今日、キャンパスに着いて駐車場に止めようとした時に、女の子を降ろした車がいたので、そのクルマはそのまま帰るのかと思い、その出たあとに止めようと待っていると、このまま止まっているつもりだというジェスチャーをするので、その隣のスペースに止めて降りると、そのおじさんが私に車の中から本を見せた。それから窓を開けて、このままウチへ帰ると遠いので迎えに来るのにまた時間がかかるから、ここで待ってる間に本を読もうと思っているんだとのこと。どのくらい待つのかと聞いたら、3時間だという。えーっそんなに待つの?と言ったら「Well, it's my library time!」とレッドアローの中のジロタンみたいなことを考えてる人がここにも居る!と思って思わず、That makes sense!と言ってしまった。

午前中はRodentHouseとReptileの餌と水の取替えと部屋の掃除を、2年目の生徒と一緒にやる。

Lisaのクラスは1時15分から始まったので、終るのが3時ではなくて2時45分だった。脇目も振らずに家に戻り、Billieを散歩に連れて行く。45分の長めの散歩だ。帰って来てから、Billieが私に遊ぼう、遊ぼうと誘うので、今日は「かくれんぼ」を彼女に紹介することにした。下の台所にWaitと言ってBillieを待たせておいて、私だけ2階へ上がって行き、ベッドの下に隠れて「Billie!」と呼ぶのだ。Billieが飛んで来て私がベッドの下に居ることに気付かずにキョロキョロしているので、もう一度Billie!と呼ぶ。そうすると彼女は私を見つけて大喜びするというわけだ。これがまた大うけで、Billieは興奮気味の顔をして、もっとやろう、もっとやろう、と眼を輝かせて下に転がるように降りて来て、期待して私を見上げるという調子だ。またBillieとのコミュニケーションを体験でき私も大満足だった。

6時40分ごろ、馬の夜のコースのために出掛けた。今回は夜で郵便配達も来ないことでもあるので、Billieはバスルームではなく、そのまま何処にでも行けるようにして留守番をしてもらうことにした。お腹の調子も普通なので、ウンチの心配はしなくて済む。ただし何かを吐いたりした場合は、そこをきれいにしなければならないけれど、それも今まで一回しかなかったので、大丈夫だろう。玄関のドアを閉めてWaitと言って出る。ドアのところでしばらく座っていた。

15分ぐらい授業が伸びて、終ったのが9時15分だったので、家に着いたのが9時半ぐらいになってしまった。Billieは私の足音を聞いてドアのところで座って待っていた。それからすぐ庭に出してあげてオシッコをさせて、いつもならもうとっくに熟睡状態になっている時間なのに、完全に眼を覚ましたようで、なかなか寝る態勢にならずなんとなく「これから散歩に行くの?」みたいな顔をしていたが、10時過ぎにいつものように下の電気を消して、Let's go upstairsと言うと私と一緒に上がって来て、そのままベッドでいつものように寝てくれた。

今回のレポートはここまで。God be with you.

Miyako


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2010.1.28-31

1月28日(木):ニワトリの小屋の掃除

朝Skypeでジロタンのパワーポイントを参考までに送ってもらうように頼み、メールで来たのを見て私もAnimalCollectionのプレゼンをパワーポイントを使ってやれるかもしれない、、と少し希望が見え始め、やる気が出て来たので気がラクになる。一つの動物につき3分のプレゼンのつもりでやれば全部で10分になると言われ、何となく肩の重さが取れた気がした。

今日も早めの散歩にでかける。昨日行ったBillieには馴染みの無いFootpathの方に行きかけたら、Billieはあまり気が進まないみたいなので、途中で止めてなれたコースで帰って来た。帰って来てからTreatで少し遊んであげると、自分のベッドで寝始めたが、私が出掛ける時間になったので、バスルームに連れて行き、Treatを置いて「お留守番お願いね」と言ってドアを閉めて、私は学校へ。

11時15分からの実習は、1年目のKatieと一緒にニワトリの小屋の掃除と餌と水の取替えをやる。次のAnimal Handling and HusbandryとExoticsの授業は、2時間続けて自習のような形でAssignmentのために使ってよいことにEllieがしたので、皆それぞれAssignmentをやった。

4時半に授業が終りいつものように急いで家へ。Billieがシッポを振ってバスルームから出て来て、私は着替えてすぐにBillieと散歩に出る。結構長い散歩をする。明日は8時間の留守番をさせなければならないので、申し訳ない気がするが、我慢我慢。明日が過ぎれば土日は休める。そんなに長い留守番をさせなくて済む。ただ今度の土曜日はヘアカットの予約がしてあるので、その間だけはお留守番を頼まなければならない。

今日、ジロタンの本がアマゾンから届いていたので、出来れば明日ここのPost Officeから送ってしまえるといいのだけれど、、、、。

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1月29日(金):Billieが8時間の留守番、Normalは禁句?

今日は9時半から4時半までの長い授業で、Billieの留守番も8時間だった。私もBillieも大分慣れて来たので、前ほどギルティに感じないでBillieをバスルームに残して出掛けられるようになってきた気がする。Billieは聞き分けが良いので、バスルームで神妙な顔をしてお座りをし、私の顔を見ているのを私はなるべく見ないようにして、バスルームのドアを閉める。


一時間目はEllieのAnimalHealthで寄生虫についての授業。二時間目はSarahのAnimalWelfareでスポーツに使われる動物についての考察の授業。3時間目と4時間目は実習で、4人一組でヤギの小屋の掃除と餌、水の取替えのあと、私はEllieに言われてJohnという生徒と一緒にLogBookにまだ書いていない動物のHealthCheck(イヌ、ハト、フェレット)をした。このHealthCheckのときにチェックリストにいろいろ書き込まなければならないのだが、その時絶対に使ってはいけない表現がNormalという言葉。Ellieがノーマルというのは何を称してそういうのか、誰にも分からないから、出来るだけ具体的な言葉を使ってリストに書き込むようにと、いつも我々に言うのだ。これは尤もだと思う。ふんなどを観察して、つい「Normal」と書きたくなるのだが、WellFormed and Colourとかの表現が適切なのだ。HealthCheckのあと、飼料と小屋に敷くStrawとWoodShaving(SawDustとも言ういわゆるオガクズのこと)が減っていたのでそれを追加しておく仕事をした。Johnは控えめで目立たない男の子で、Ellieの言っていたことから推測すると、Hedgehogに詳しい子らしい。この次チャンスがあったら聞いてみようと思う。この実習の時に、急にあられが降って来て、気温が随分下がり寒かった。

4時半にすぐに家に帰り、Billieをバスルームから出して、散歩に行く。泥んこになるので最近は帰ってすぐにBillieを抱いて台所の流しに入れて、水道でそのまま足とお腹の泥を洗い流すことにしている。これだとBillieも案外大人しくしているのだ。

やっと今日も一日が終り一週間経った。Billieとの生活もあと一週間というわけだ。明日のFleurのレッスンでは練習中のパワーポイントを使って、私が日本語の紹介のプレゼンをする予定。

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1月30日(土):バスルームが落着き場所?、ヘアカット

今日は休みなので、いつもより少し遅めの時間に散歩に出る。気温が低かったせいか、泥の道が凍っていて、足が汚れないので有難い。PloughInnのコースは先客がいたので、道路のコースから更に遠回りをして別の道路に出て、長めの散歩にする。

Fleurから10時すぎに電話があり、道路の状態が良いので、11時まで待たずに今から行って良いかとのこと。勿論OKだと言ってお茶の用意をして待つ。5,6分でFleurが到着。Billieは先週ちょっと邪魔だったので、今日は前もってバスルームに入れる。我々の声が下から聞こえて来るために、出してくれ、自分も加わりたい、とばかりにワンワンとなき続けているが、無視してレッスンをする。私の日本語についての紹介をパワーポイントで用意したプリントを元に、40分ぐらい?やる。まあまあ上手く出来たと思う。来週はFleurに良く使う副詞をピックアップして来てくれるように頼む。

1時半頃にまたBillieを留守番させることになるので、前もってのご褒美に12時半からTreeHouseの隣の土地を広く回っての散歩をしてあげた。それからバスルームに入れずに出掛けようとしたら、クンクンと哀しそうに鼻を鳴らすので、やっぱりバスルームに入れた方が彼女が落ち着くかと思い、バスルームに入れて出掛けた。PhilosophyのRolenにヘアカットをして貰うためだ。Waitroseの駐車場は満車でなかなか場所を見つけられずに、大分長いことグルグルと回って捜した。

Rolenは腕もセンスも良い美容師で、私が以前彼女に話したことも良く覚えているのには感心する。次回のヘアカットは3月の6日(土)で予約する。

Waitroseで食料品の買い物をしてから帰る。帰ったのが4時半ごろで、私は今日初めての食事にWaitroseで買って来たサンドイッチを食べ、そのあとBillieを連れてすぐに散歩に出る。今度もかなり長い散歩コースにしてあげる。

土曜日に毎週見ているBBC Oneの「So you think you can dance」という番組を見る。

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1月31日(日):Billieともあと1週間、"犬ひとり 丸く寝ている 外は闇"

今日で一月も終わりだ。来週の今日はFraserさんたちが帰って来るので、Billieともお別れだ。この3週間、Billieのお陰で一日に2回、30分から40分のWalkingをすることが出来たし、一緒に寝たり話しかけたり、遊んだりする相手になってくれて、楽しい経験が出来た。私の学校がなくて、一人で留守番をさせずに済んだら、正直言ってもっとよかったと思う。


夕べは寒かったからか、Billieが私がかけている布団の中に入って来たので、まさに同じ布団で寝た。今朝は私と殆ど一緒に2階から降りて来たせいで余程眠いのか、9時になってもまだカウチの上の丸ベッドで眠っている。私のカーディガンを上からかけてあげたのが、丁度良い温度で気持ちが良いのかもしれない。いつもならもう散歩も終っている時刻だ。

今日は朝焼けで始まった。風もなく穏やかな天気かと思っていると、途中から曇って来て寒々として来る。散歩に出掛けたのが9時半ごろだったのに、まだ地面の泥が固く凍っている状態である。ここで気が付くことの一つに、Footpathの泥道には人間の足跡と一緒に必ずワンちゃんの足跡があちこちに一杯残っていることだ。それだけワンちゃんと散歩をする人が多いということの表れではないかと思う。PooBag(ウンチを持ち帰る袋)を持参するのが常識の筈の英国なのにも拘らず、自分のワンちゃんがしたウンチをそのままにして、持って帰らない飼い主が結構居るようなのには、ちょっと驚く。特にFootpathなんかは目立たないこともあるのと、どうせ土に返るのだから、、、という気持ちが働くのかもしれないが、「ナンダ、ここにも、ここにも、、、」というくらい目に付く。

散歩が終ってしばらくすると、なんと小雪がちらつき始めた。さすがに長くは続かなかったが。

昼過ぎにこちら独特のうすーい食パンをトーストして、野菜とハムを挟んでホットサンドイッチにして食べた。例によってBillieも自分のドッグフードをポリポリと食べ始める。そのあと、ちょっと寒い気がしたので、久しぶりに暖炉で薪を燃やした。Fraserさんがくれた薪が余ってもショウガナイので、なるべく使い切ってしまった方が良いと思った。Billieもしばらく暖炉の火をじっと見て「暖かくて有難いなぁ、、」というような顔をしていた。気持ちの良い暖かさなのでソファに横になると、すぐにBillieがお腹の上に乗っかって来て、体があったかくなりウトウトし始めた。私も一緒に少しウトウトしたので、気持ちよかった。

4時半ごろ、夕方の散歩に出掛ける。40分ぐらい歩いた。帰って来てからフレンチフライの冷凍にずっと前に買って残っているIrishCheese(何しろなんでもやたら大きいので、まして一人暮らしでは使い切るのに時間がかかるのだ)をかけてをチンして食べる。IrishCheeseは丁度うまく解けてくれたので、この方法で何か他の食べ物にも使えるかもしれない。Billieもフードを食べ終わり、丸ベッドで眠り始めた。5時半ごろの外はもう真っ暗だ。テレビをつけていない中でBillieが眠っていたりすると、余計に静かな感じがする。「犬ひとり、丸く寝ている 外は闇」なんていう俳句で、その静かさが伝わるだろうか、、、。

明日から2月。また一週間が始まる。

今回のレポートはここで区切って出します。God be with you.

Miyako
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2010.2.1-3

2月1日(月):動物の安楽死

明るくなって外を見たら、なんと薄っすらと雪が積もっていた!夜中に降ったのだ。この分だとEllieが言ってたように、2月中にまた雪で休校という可能性もあるのかもしれない。週間天気予報を見る限りでは、今週半ばからの気温はマイナスになることがなくなり、低くても5度くらいの気温が続くように書いてある。でも寒の戻りというヤツが英国にもあるのかもしれない、、、。

お昼ちょっとすぎにジロタンの本を村の郵便局まで出しに行く。「すぐに戻るからね」と言ってBillieはそのままに置いて出る。私が戻って来たのを聞きつけて、玄関のドアに出て来たところから察するところ、どうやらカウチの丸ベッドに居たのではないかと思う。又すぐにお留守番になるのは可哀想なので、そのまま短い散歩をしてあげる。1時ちょっとすぎに、バスルームに一緒に行って「お留守番だから、お願いね」と言い、ドアを閉めて私は学校へ。

EllieのWildlifeの授業は、助からない動物の安楽死についての講義だった。その中でEllieが生徒に質問をした。「もし自分のイヌが足を骨折したとして、ワンちゃんの車椅子を使えば生き続けられるという場合、高いお金を払ってでもその方法で生きていてもらう、と絶対に思う人手を挙げて(良く使う表現で「Hands Up Please!」)と言ったら、出席していた15人中12人が手を挙げた。勿論私も手を挙げた。

このクラスは2年目の人達の授業だ。Ellie自身の意見は、自分が今飼っているディーゼルとエコー(これはジャーマンショートヘアードポインター=ワイマラナーと殆ど同じ)はとにかく走るのが大好きで、走るのが命みたいなイヌなので、走れなくなったらきっと物凄く辛いに違いないと思うから、自分だったら安楽死をさせると思う、とのこと。

Ellieの話では、人間は環境に慣れるとか、状況に適応して生きる能力があるけれど、動物、特に野生動物はそれが殆どゼロであるとのこと。人間に飼われている動物はある程度人間の言っている言葉や声の調子で、例えば「大丈夫、大丈夫、Don't worry, it's OK」と言えば、何となく動物も落ち着いてくれるけれど、野生動物にその言葉を言っても無意味で相変わらずストレスはなくならない、ということからも想像がつくでしょう、、、と言うのだが、果たして本当にそうかどうかは人間には分からないことだと、私は思う。Ellieの授業はどの科目もいつも大体面白いので、あっという間に時間が過ぎる。

3時ちょっとすぎにキャンパスを出て、家に着いたのが13分ごろ。いつものようにすぐにBillieと散歩に出掛ける。今回も40分ぐらいの長めの散歩だ。家に着いてからBillieと少し遊んだあと、Billieは丸ベッドで眠り始める。大体外が暗くなり始める5時過ぎになると、Billieはお休みモードになる。

明日は授業はなし。PigeonHouseでの乗馬レッスンの時だけの留守番で済むのでラクだ。天気予報では明日はHeavyRainというのだが、火曜日だけは降らないで欲しい。ちょっと眠くなって来たのでソファで横になる。Billieも私のお腹の上に来て眠り始める。夜の9時ごろになると、私の顔を見てクンクンと言う。これは大体夜寝る前のオシッコをしたいので庭に出して欲しいという合図。リーシュを付けて庭側のドアを開けると、オシッコをして戻って来る。


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2月2日(火):Pigeon House

朝は少なくともHeavyRainではないので、Billieも散歩はそれほど嫌がらずにしてくれた。気温は案外高いように感じる。ウィークデイで授業がない火曜日というのは、土日とはまた違ってノンビリした気分になれるので、嬉しい。

1時半ごろBillieをバスルームに連れて行き、言い聞かせてから私はPigeonHouseへ。今日もCanterをやったのだが、何故か左の鐙が途中でしょっちゅう脱げてきてしまうせいか、先週ほどバランスが落ち着かず従ってCanterも自分で満足出来るような乗り方が出来なかった。Helenによると、踵を下げて靴の部分を前へ出した状態でそれが馬体にピッタリと着いているように乗らないと、馬に合図が上手く伝わらないだけでなく、乗り手のバランスも悪くなるのだとのこと。レッスンを週2回にしないとダメなんじゃない?とHelenに言うと「No, no, you've done well」と言って必ずしもレッスンを増やすことが上達に必要だとは限らないのだというようなことを言っていた。考えてみると商売っ気のない態度とも取れるが、それはそれで信頼できる態度かもしれないので、今のところはこのまま週一で良しとしておこう。Maggyは17歳だそうで、前に回ってよく見るととても可愛い優しい顔をしている。来週も火曜日の同じ時間で予約をして帰って来た。雨は前半の部分でちょっとだけ強く降ったけれど、あとは殆ど止んで晴れ間さえ出たので、やっぱり天気にはツイテいるようだ。

帰ってすぐにBillieが期待した顔で私を見るので、すぐに散歩にでかける。お腹と足が泥だらけになるので、このところ毎回流しで洗う。

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2月3日(水):Degu、Wake up your brain!、折り紙、Enrichment

週間天気予報ではこの一週間はずっと曇りで、最高気温は7度くらいになる日ばかりのようだ。今日から水、木、金と3日間連続でBillieに長い留守番をさせなければならないが、これが済めばやれやれだ。Fraserさんたちも帰って来ることだし、Billieとの生活が終るのはちょっと寂しくなるけれど、私も出掛けたい時に出掛けたい所に、心置きなく出掛けられる気楽さに戻れるのだ、と考えることにしよう。この一ヶ月結局一回も行かなかったプールにも行けるし、月曜日にMarvinにも乗れるようになるし、、、。

今、AnimalCollectionのプレゼンテーションの為の情報整理を兼ねて、以前アマゾンで買った分厚い本の中の、HorseBasicsという部分を読んでいるのだが、読んでいるところに「おっ、これは大切な、しかも易しくていい文章だ」というのが沢山出てくるし、Husbandreyの注意点が随分沢山あるので、これをまとめる作業が大変そうだ。Equineの生徒のBryanyかFinstockに住んでいるBeckyに少し時間を貰って、学生がやる馬の仕事について口頭で質問をしてまとめるという手もあるなぁ、、と考えてはいるのだが、そのためには彼女達の空いてる時間をまず聞かなくてはならない。どの学生も学校に居る時は案外空き時間が少ないのだ。なにせ、授業と授業の休み時間は15分だし、昼休みもたったの30分だ。今日見かけたらいつなら時間があるか聞いてみよう、、、。考えてみると、これがすべてきっちり頭に入れば、前田さんや浅沼さんのところの手伝いも問題なく出来ちゃうだろうと思う。

今朝も大体45分ぐらいの散歩をする。帰って来てシャワーを浴び始めるとBillieは何となく、今日は私が出掛けるのか、、、と感じるのか、気のせいかちょっと不安そうな寂しそうな様子に見える。これがやっぱり辛い、、、。

9時ごろにBillieをバスルームに入れてから出掛ける。午前中は2年目の学生と一緒に実習。私はTom, Sheldon, John, CurryとRodentRoomで、Degu(デグーと発音するこの動物は私がAnimalHandlingの実習Assignmnetで取り上げる動物の一つで、リスとネズミとモルモットが混ざったような動物)のケージの掃除と水と餌の取替え作業をしているところの写真がAssignmentに必要な為、Tomに撮ってもらう。そのあと別の学年の生徒がやったRabbitBarnの後始末をする。余りにもやりっぱなしで汚い様子を見て、JohnはWho surpervised this?と呆れた様に言っていた。この授業の終わりに、Ellieが皆に「あなた達はは全員2年目の学生なんだから、もっとイニシアティブに動くように。作業が始まったら次に何をすればいいか、何と何をすればいいか、を自分で考えてテキパキと行動するように。Please use your brain! Wake up your brain!」と言っていた。確かにEllieの言う通りお説ご尤もというヤツだ。まさにThat makes senseと言える。

午後はLisaのAnimalCollectionの授業。プレゼンテーションのデッドラインは来週ですよ、とLisaが言うので私が「先々週Assignmentのプリントが渡されたばかりで、その時確か締め切りを17日に延ばすと言われたと思う」と言うと、ちょっと待ってて、念の為にダブルチェックして来るからと職員室に行って戻って来て、皆に「Lisa is the best teacher everと言いなさい」と言い、皆がその通り声を揃えて言うと、HalfTermが入るために更にデッドラインが延びて、プレゼンテーションの発表は24日になったとのこと。

この授業が始まる寸前に私の向かいに座っていたDelila(ディライラ)が紙を切り始めて、その隣に座っていたTomが私に「折り紙は元々中国のものか、日本のものか」と私に聞くので「日本のものだ」と答えると「何か折り紙できるか?Swanの折り方は知っているか?」と聞くので「あれはSwanではなくてCraneなのだけと、知ってるわよ」と言うと、Delilaが「教えて教えて」と言い始めて、Tomの隣に座っていたSheldonという女の子も「私にも教えて」と言う。それで羽がパタパタ動くツルの折り方を教えてあげた。

途中でLisaが教室に入って来て授業を始める、と言うと、Dilailaが「ちょっと待って、Miyakoが折り紙を教えてくれているところだから、、」と言う。しばらくLisaは待ってくれたのだけれど、10分も遅れているから始める、と言ってパワーポイントをやり始めた時にやっと出来上がって、私のツルは両方の羽がパタパタと動くのだけれど、Delilaのは片方しか動かないので、Let me see, I will check itと言って両方動くようにしてあげたら、嬉しそうに動かしていた。そしたらしばらくして今度はSheldonが「私のも動くようにして!」と私に頼むので、これも動くようにしてあげると、まさに眼を輝かせて喜んでいた。可愛いところがあるなぁ、、、と思った。

今日の授業は動物のEnrichmentのいろいろについてだった。グループでLisaのあげた動物の中から一つ選んでその動物の為のEnrichmentを考えるという課題が出た。同じテーブルの生徒で真面目にやったのは私とDelilaの二人だけのようなもので、発表ということになった時点でDelilaが「これは私とMiyakoの二人だけでやったようなものだけど、、」と言って発表した。我々が選んだのは、自分の食べたものを戻してそれを再び食べるというAbnormalBehaviourのゴリラの為のEnrichmentを考える課題だ。二人でいろいろアイディアを出している時に、私が「これは上手く行くかどうかは分からないけれど、例えばゴリラに何かの音を聞かせるとか、はどうか」と言うとDelilaが「テレビを見せたりとか?」というので「それもあるし、音楽でもいいし、、」と言うとOh,that's a good ideaと言ってメモした。それを発表の時にLisaに言うとLisaも「Oh,that's brilliant!」と言ってホワイトボードに書いていた。こういうふうに授業に参加できると私も一緒にやれた!という実感が持てるので満足感が残る。どういうわけかこういう感覚は2年目の学生と一緒の授業の時に、時々感じることがある。

3時ちょっとすぎに家に着く。すぐにBillieと散歩に行く。その後AnimalCollectionのパワーポイントのHorseについてのアイディアがはっきりして来たので、直したり追加したりして、少しずつ形になって来る。もう少し写真を撮ってくる必要があるが、それが揃えば馬については大体出来上がるのではないかと思う。夜のEquineコースはWitneyCampusでのコンピュータを使ったテストだったのだが、夜にもBillieを置いてWitneyまで行くのは億劫だったので、行かなかった。ま、いいだろう、来週からはずっと出席するつもりだから。そのお陰でパワーポイントのAssignmentもかなりはかどったとも言えるのだから良しとしよう。

ソファで横になると、例によってBillieが私のお腹の上に乗って寝そべって体が暖かくなって来て、そのまましばらく私も彼女も眠る。これがなんとも幸せな瞬間だ。

今回のレポートはここまでにします。God be with you.

Miyako

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2010.2.4-6

2月4日(木):She is too moody!

少し雨が降っている中、Billieの朝の散歩をする。

11時少し前に学校へ。DutyのクラスではAssignmentのことをやっても良いことになったので、ネットで調べてプリントして行ったものを読んでアンダーラインを引いた。次はReptileの水取替えをやった後、ウサギのRestraintをペアでやり、ログブックにStep by Stepでそのやり方を記録する作業をやった。これは実技の証拠として大切な単位になるのだとのこと。最後はEllieのExoticsの授業で動物の体の特徴について、例えば爬虫類の特徴は何か、というようなことのまとめをやる。

このところいつも同じテーブルに座るAlexとJohnが、今日も同じテーブルだ。Alexは動物ではなくテロリストを実験台にするべきだ、と言った生徒で、StudentUnionのクラス委員もやっているのだが、今日はそのStudentUnionの代表との話し合いが昼休みにあるとかで、学生側からの要望を皆に聞きながら、彼女自身の要望の中で、カンティーンの女性をクビにすべきだ、She is too moody!と言っていた。確かにあの食堂の女性は余り感じが良くないと私も前から思っていたのだ。いつもニコリともしないで、食べ物を渡すのだ。私以外にも同じように感じている人がいたのだ、と急にAlexが身近に感じられた。言うことが過激なのだけれど、的は得ているように思う。

4時半に終るはずの授業が40分ぐらいまでかかり、私は急いで家へ帰る。すぐにBillieと30分ぐらいの散歩へ。

最近は夜の9時前になるとBillieが私のところに来て、顔を見上げる。これは大体「そろそろ寝る前のオシッコの時間だから、庭に出して」という意味。それから9時半ごろになると、またそばまで来てチョコチョコと短いシッポを振って話しかける。これは「もう2階に行って、ベッドで寝よう」という意味。それが彼女が言いたいことである証拠は、私がイスから立ち上がって行こうとする場所に彼女も同時に(というよりほんの少し先に)歩いて行くので分かる。言葉なしでもワンちゃんの心が読め、ワンちゃんの方も「あ、分かってくれたんだ、、」という表情をするのを見るのはなんともいえない快感である。今日は9時半過ぎにBillieの訴えに答えて、二人で2階に行って寝ることにした。Billieの安心した表情に、私も安心する。

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2月5日(金):マーガリンより安いバター、泥だらけのバス

日本では考えられないことでも、英国では誰も「おかしい」と思わないことを、今のところ二つ見つけた。一つはマーガリンより安いバターが沢山あるということ。乳製品が日本よりも豊富だからだろう。もう一つは、前日または前々日に泥道を走って泥だらけになったバスが、平気で走っているということ。運転する方も乗る方も、これを変だと思わないようだ。夕方ならともかく朝一番に泥だらけのバスが走っている風景は、日本人には違和感そのもの。これはおそらくバス会社の姿勢、社員教育の違いなのだろう。

今週も今日一日が終れば休みだ、、、。日曜日にはFraserさんたちも帰って来る筈。そうは言っても「やれやれ、、」だ。彼らは日焼けして帰って来るのだろうか、、、。わたしもBillieもFraserさんたちも、日常生活に戻れるのだ。

今日は9時半から4時半までの長い留守番をさせなければならない日。これも今日一日の我慢だ。朝長めの散歩をしてあげる。

9時過ぎに家を出る。Billieはバスルームでお留守番だ。一ヶ月前に比べるとこれも大分慣れては来た。結局バスルーム作戦は案外Billieにも安心感を与えたのかもしれないので、正解だったかも、、。

1時間目はEllieのAnimalHealthの授業で寄生虫についての講義で今日はシラミについて。2時間目はSarahのAnimalWelfareで動物と歴史、神話、宗教との結びつきについて。犬の肉を食べる国の人を異常だとは言えないのだ。何故ならその国では犬がコンパニオンアニマルとは考えられないからであって、逆に牛がコンパニオンアニマルの国の人にとっては、我々のように牛の肉を食べる人を野蛮だと考えているかもしれないとだって言えるのだから、とSarahは授業の中で生徒に短絡的な考え方をしないようにと注意をしていた。

昼休み中にSallyのところに行くと、私のテストはCommonLeysCampusで昼間の時間にやれるようにRe-arrangeしてくれるとのことなのでよかった。

午後の授業はNVQで実習とそれに絡んだログブックの書き込み作業をやる。最近私もやっとこの、実習を文章で記録することに慣れて来た気がする。やったことを順を追って思い出して書くことがさほど苦労でなくなった。「頭脳が言葉と一緒に付いて来る」ように感じることが出来るようになって来たとも言える。実習のAssignmentは私は2年のコースを取っているわけでは無いので、実習のQualificationを取る取らないは自由だから、とEllieに言われたので、Assignmentのペーパーは貰ってその用紙に覚えたことを書き込んでEllieに見せれば、Ellieがチェックしてくれるとのことなので、それで私は十分だと伝えておいた。

4時半になり今週の授業は全部終った。急いで家に帰り早速Billieと長い散歩に出掛ける。今日は天気予報が外れて日中ずっと青空だったのだが、散歩コースのFootpathはぬかっていて、Billieの足もお腹も相当泥だらけになった。シャンプーをMarthaから預かっていたのだが、この一ヶ月一度もシャンプーをしていないので、丁度いい機会なのでBillieのシャンプーをした。Fraserさんたちも帰って来るので、きれいなBillieと再会させてあげた方が私も気持が良い。Billieは思ったよりも大人しくシャンプーさせてくれた。毛が真っ白になり良い匂いにもなってよかったよかった。

Billieは留守番中には殆ど食べ物を食べない。水とフードをバスルームに入れて行くのだが、減っていない。私が戻ると安心したように自分のドッグフードを半分以上食べる。

明日、明後日とずっとBillieと一緒にいられるし、長い留守番をさせることもないので嬉しい。今日もいつものように9時半ごろにBillieに催促されて、私も一緒に2階で寝ることにした。

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2月6日(土):スノードロップ

Samクンの食欲がイマイチだとのこと。心配で気になるが、じっと見守るしか仕方が無い、、、。

朝の散歩から帰ってから洗濯をする。そのあと10時からFleurが来てレッスン。今日は私のリクエストで副詞の使い方をFleurがコピーして来たテキストを使いながら少し練習する。completelyとかabsolutely、totally,immensely,extremelyなどの副詞と一緒に使われる形容詞の選択が、ネイティブにしか分からない微妙さがあり、このあたりの使い方になるとちょっとやそっとではもう無理という感じだ。completely overwhelmingとかcompletely uselessとは言うけれど、completely difficultとは言わないなど、、、。ピッタリする形容詞とそうでないものがあるらしい。丁度日本語の擬音語、擬態語の使い方に似ているような気がする。雨はポタポタとは言うけれど雨がピタピタとは余り言わない、というようなものだ。

Fleurを送ったあとBillieがまた散歩をしたいようなので、昼の散歩をする。家に戻って来てから私はお昼ご飯に、残っていたレディメイドのチキンをチンして食べる。AnimalCollectionのプレゼンの為の資料を読んだりしているうちに、あっという間に3時になってしまう。


このCottageの裏庭の芝生のあちこちにスノードロップが咲き始めているのに気が付く。散歩の時に気を付けて見ると、どの家の玄関先にもこのスノードロップが沢山あるようだ。Fleurによるとまもなく水仙が咲き出すとのこと。

4時になり、Billieがそろそろ散歩の時間じゃない?という顔をして見るので、出掛けることにした。今回は泥のなるべく無い道を歩こうと思い、PloughInnの前から始まっている急な坂道を登る、私がPigeonHouseに行く時に使う道を歩くことにした。以前RDAを捜しに行った時に歩いたことを思い出し、こんな急な坂道を通ってあんなに遠いところまでよくも歩いたものだ、、、と自分のファイトに改めて感心してしまった。かなり速足で歩き、結構なアップダウンの道を行き、Ramsdenの方に出る道があるのだけれど、ちょっと遠すぎてBillieには気の毒かもしれないと思ったので、途中で引き返してPloughInnのところまで戻って来た。大体40分ぐらいのWalkingだった。さすがのBillieも十分だったと見えて、「帰ろう」という私の言葉に素直に従い家に入ってくれた。その後彼女はしばらく私の膝の上で丸くなって一休みしたあと、自分の丸ベッドでウトウトし始める。それでも、私が2階のトイレに立つと彼女も一緒について来る。忠犬Billieという感じだ。

今日は私が毎週楽しみにしているBBConeの「So you think you can dance」という番組のセミファイナルだ。6人のうち4人が残れる。

今回はここでこのレポートを出すことにします。God be with you.

Miyako


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