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Miyao's Oxfordshire Diary 022
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2010.6.16-19

6月16日(水):East Sussexへ

またバードフィーダーのピーナツの籠がなくなっていた。

Nickからメールが来て我々の住所の確認をするようにという内容だった。ジロタンはまだNickに自分も3月から英国に来ていることを知らせていなかったので、それを知らせる。Nickから何と言って返事が来るか楽しみ。

今日はEastSussexのVelmaのところに一泊するために、例によってPostalCodeをナビに入れて朝出かける。昨日の残りの釜飯をお結びにして、コーヒーもポットに入れてクルマに乗り込む。Velmaには風呂敷をお土産に持参。

7時半ごろに出たのだが、Oxfordに出るまでの道も、MortorWayに出てからもクルマがかなり混んでいて、Velmaの家の近くに着くまで4時間もかかった。海岸沿いのいかにも観光地という感じのところのPlato’s Cafeというお店でクリームティを注文して、Velmaの職場に電話をした。12時半に仕事が終るので、そこで待つように言われたのでブラブラしながら待っていると、携帯に電話がかかって来てVlemaの家のすぐ近くのキャンプ場のところで待っているからそこまで来るようにと言われて、ナビを入れなおしてそこまで行くとVelmaがクルマで待っていた。あとについて運転してVelmaの家に到着。ご主人のMikeが出て来て挨拶をする。とても素朴な良い人柄が湧き出てくるような人だ。Purdieと他のワンちゃんたちに挨拶をして、お昼にサンドイッチを作ってくれて一緒に食べてから、ワンちゃんも一緒に皆で散歩に出かける。何と偶然なことに今日6月16日はVelmaとMikeの39回目の結婚記念日だとのこと!


海も300度見渡せ、自然のジャングルのような森の中も歩けるような、まるで国立公園の中に住んでいるような素晴らしい環境だった。

夜ご飯はMikeの畑から取ったジャガイモや野菜、それからチキンを食べて、VelmaがボランティアでやっているPuppyClassを見に会場になっている教会に出かける。Purdieだけが一緒に行き他のワンちゃんはお留守番。PuppyClassを担当している人がもう一人いて、その人のクラスが終った後にVelmaのクラスが始まる。VelmaはPDTIの時と同じで、しっかりと自信を持ってポイントを押さえた教え方をしていて、とても分かり易い。前のクラスと合わせて合計2時間の拘束時間なので、結構大変だと思った。


帰ってきてからMikeと4人でリビングルームで11時ごろまでお喋りをする。


6月17日(木):充実した旅

朝6時半ごろ私とVelmaの二人でワンちゃんの朝の散歩に出かける。


帰って来てからジロタンにトーストとスクランブルを作ってくれる。私はオレンジジュース。Velma手作りのCherryPlumのジャムを持って帰るようにとビンにつめてあるものを出してくれた。Mikeは仕事があるとのことで、我々が見物に出かける時にサヨナラを言って別れる。Velmaが私が興味があるだろうと思いついてくれて、友人の牧場に我々を連れて行ってくれる。ラトビアのパインで作ったログハウスに住んで、Liveryという仕事をしているVelmaの友達夫婦に会い、丁度ヒツジの赤ちゃんにミルクをあげに行くところだとのことで、一緒に牧場まで歩く。それが広い広い牧場で、ウマ、アヒル、ヒツジ、ブタなどが別々の牧場に放し飼いになっている。ヒツジの赤ちゃんに哺乳ビンに入れたミルクをあげると、グイグイと物凄い力で物凄い速さで飲んだのには、こういうのを生命力と言うんだと感じた。


それから1066年にちなんだBattleという町に出かけたが、結局Museumには入らずに町をウロウロして英国版駄菓子屋でVelmaがAniseedBallを美味しいからと言って買って食べさせてくれた。丁度フェンネルのような味がする丸くれ硬い色の変わらない替わりダマのような飴だ。それから、お昼少し前にVelmaお勧めのパブでCarveryランチを食べる。我々にご馳走させてくれと言うと、「No,no, you pay the drink」と言って結局Velmaがご馳走してくれた。それを食べながら、子犬を複数飼う時は、まず最初の子犬を6ヶ月訓練してから次の子犬を飼い、そのあと訓練する時は一匹一匹別々に訓練することが肝心なのだと、教えてくれた。

そのあと一旦家へ戻り少し休んでから、1時半頃にお礼を言ってVelmaの家を出る。帰りは大体3時間ほどでFinstockへ着いた。夜、早速Velmaが教えてくれたワンちゃんの本を3冊アマゾンに注文した。もう一冊の本は日本で買った本の中に入っているかもしれないので、それを確かめてから買おうと思う。

今回のこの一泊は非常に価値のある充実した旅だったと感じる。大勢のPDTI参加者の中で、VelmaやJennyのように、いつでもスーッと話が出来ると感じる人と巡り会うことができたのは、とても恵まれていることだと改めて実感する。

メールでFleurがIntensiveの英語の授業料を一回3時間で90ポンドになると言って来たので、一晩考えてから返事をすることにする。


6月18日(金):日本人の老人男性

FleurのTuitionはかなり予算より高いので、3時間ではなく2時間にしてもらい一回90ポンドではなく60ポンドにしてもらおうか、、、とも考えたのだが、それも少し億劫なので結局Fleurの言って来た金額でOKすることに決心して、メールで返事を出した。合計540ポンドになるのだが、それだけ出したのだから何としてもその分に見合う収穫をしなければ、、と本気で勉強するのはいいことだとも言える。

Velmaに写真を何枚か添付して送る。

今日は朝と午後、乗馬のレッスンを別々の場所で受けることになっている。

11時半からのPigeonHouseに行こうとしていたらMarthaが来て、2時間ほどBillieを預かってくれと言うので、ジロタンが私の留守中Billieと家に居るということで引き受ける。

今日はPuddyに乗ってHelenの指示に従っていろいろな乗り方をチェックしてくれ、最後にStandingTrot,SittingTrotそしてキャンターで25Mサークルをやらされる。最初は上手くいかなかったのだが、25MサークルでTrotをしてからそのままSittingTrotをしてみるように言われ、更にそのままキャンターに移行するように言われ、その指示通りにやったら、キャンターで25Mサークルが出来たので、Helenに褒められる。でも私としてはまだまだ自分で乗ってるような気がしない。

帰って来てからBillieを散歩に連れて行く。Joyからメールが来て、今日本人がFinstockに来ている、という内容が書いてあり、丁度そこに来たMarthaに場所を尋ねると、その家を知っているとのことなので、一緒に行ってみた。丁度出かけているところだったので、電話番号を置いてくる。テツという名前の日本人で以前も来た事があるのだとのこと。

私は2時からOverdaleでの乗馬レッスンの時間になり、すぐに出かける。今日はKarinが教えてくれる。Trotで立ち上がるときには、足の付け根が180度、つまりほぼ真っ直ぐになると同時におへそから上は伸びないようにキープすることが理想の姿勢だと教えられる。7月の2日(金)はFeldenkraiseというストレッチのセッションをやってから乗馬レッスンをやるという予約をして来る。

留守中にClaudiaという人から電話があったとのこと。私はSallyにAssignmentを渡しに学校へ行く必要があるので、丁度いいのでジロタンを紹介かたがた出かける。帰って来て見ると玄関のところにメモが挟んであり、留守中にどうやら訪ねて来たようで、電話をかけてくれるようにと言うメモだった。電話をしてみたのだが、誰も出ないのでそのまま切る。しばらくすると、ドアをコツコツ叩く音がして行ってみると、その日本人の老人男性が立っていて、PloughInnの絵をかいたというテツという人だった。

気が進まないまま立ち話もなんだから、、、ということでCrownに3人ででかけ、ビールを飲みながら少し話をしてから帰って来る。どうも、ここで会う日本人達は何処か私の感覚からずれたような、要するにちょっと波長が違う人ばかり、、、という感じがする。このCottageはいくらで借りているのかなどという質問を、初めて会った人にするかぁ?という疑問に始まり、やっぱり私がもっとも嫌いな「英国のことなら何でも知っているような態度」が気になってしまう。どのくらい英国に住みどのくらいの英国の人を知っていて、そんなことが言えるのか、、、と言いたくなって来るのだ。何年か前にも来て、自分の描いた絵が絵葉書にもなっているし、Finstockでは自分は有名人で皆に知られているんです、というようなことを自分で言うなんて、私には考えられないことだ。それからそういう人は大抵自分の事ばかり話して、人の話を聞こうという態度が無い人が多い。悪い人ではないことは分かるけれど、付き合いたいタイプの人ではない。

とにかく、自分が知っていることなんて大したことではないという姿勢が基本になっていない人は、私は苦手ということだ。

6時半ごろヘルスクラブへ行く。ドライサウナにはでっぷりとした女の人が二人も入っていて、しかも二人とも長々と寝そべっているので、とても入る気にならず諦めて今日はサウナには入らずに出て来た。そのあとビストロで夕飯を食べて帰って来る。8時15分過ぎぐらいだったので、英国対アルジェリアのサッカーは丁度ハーフタームの頃だった。テレビを付けて見るとまだ0対0のままで、結局最後まで点が入らずに終了。

Fleurの集中レッスンの金額をジロタンに言ったら「そんなんじゃ高すぎて話にならないよ」と言うのを聞いて、やっぱりいくらなんでも高すぎる金額と感じるんだと思い、思い切ってFleurにメールを出すことにした。まず9時半から12時半までの3時間をマンツーマンで勉強するということ自体が無理なことで、集中力の限界を超えてしまい効果が出るとは思えないという点。もう一つ、一回の授業料が90ポンドというのは、いくら個人教授だとしても私の予算よりかなり高い金額なのだという点。それで時間を2時間に変えてもら得るかどうか、というメールを書いて出した。金額を60ポンドにしてほしいとは直接書かなかったので、書いた方がよかったか、、、と少々後悔したが、まあ、彼女が何と返事をくれるかを待ってみようということだ。


6月19日(土):ジャズナイト

朝、思い直してまたFleurにメールを出す。要するに最初の提案通り、9:30から12:30の3時間授業で90ポンドということでやり始めてみようと思う、それで何か不都合を感じたらその時点で彼女に話して他のオプションが可能かどうかを考えてもらう、というセンでとりあえずやってみようと気持を固めることにした、という内容のメールだ。

今日は昼から日本対オランダのワールドカップがITVで12時から放送。

9時ごろヘルスクラブへ行く。プールもジャクジィもサウナも殆ど貸し切りというくらい空いていて快適だった。ゴルフの打ちっ放しをしてからWaitroseで買い物をし、Huffkinsでスープ定食を食べてから帰って来て、テレビをつける。前半は結局0:0で終了。

6時過ぎにOverdaleの近くのFeathered Nestというパブのジャズコンサートに出かける。少し早く着きすぎたみたいで、飲み物や食事の準備をしているところだった。少しずつお客が到着するのをみたら、皆お洒落着を着て来ている。ドレスコードがあるイベントだったのか、、、と思い、お客を仕切っている男の人(我々のことを明らかにいぶかしげな目で見ていた)に「ドレスコードが必要だったんでしょうか、、、知らなかったものでこんな格好で来てしまったんですが、、、」と言うと「大丈夫、大丈夫、お洒落をして来る人もいるけれど、絶対というわけじゃないから」とのことだったので一安心。そのうちお客の中にも、普段着っぽい様子で来る人がいたので、少しホッとする。

シャンペンをついで貰い、キール?とかいう大きなテントの中でジャズの演奏が始まった。女性二人(ボーカルとテナーサックス)と男性3人(キーボード、ドラム、ベース)のグループで、なかなか本格的なものだった。同じテーブルのカップルは奥さんがアメリカ人でご主人が英国人、それからイタリア人と英国人のカップル、イタリア人のカップル、それから遅れて英国人カップルが座る。大抵の人はロンドンに住んでいて週末だけこの村に来る人や、老後にこの村に住むために引っ越してきた人のようだった。食事はバイキングスタイルでデザートを食べてから同じテーブルのイタリア人たちがまず帰って行き、我々もその次に帰って来た。どちらかと言うとポッシュな人たちの集まりは、私とは余りにも共通点が無さ過ぎて、ちょっと違和感を感じてしまう。

家に着いたのは10時半ごろだった。

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2010.6.20-26

6月20日(日):Fleurの英語レッスン

8時半から12時半までBlueCrossのボランティア。主にケンネルの掃除と散歩をやった。4回ウォーキングに行ったが、そのうちの一匹のAlphredは2回散歩させた。Alphred,Burtie,Ladyの3匹とも、いわばメチャクチャで人間の言葉を全く聴かない、まっすぐ歩かずにグネグネと支離滅裂に歩く、ぐいぐい引っ張る、フェンスの所に来ると何故か必ず気が狂ったようにフェンスの横木にかじりついて離れない、などなど。こういう問題行動は何が原因で始まるのか、、、。生まれつきの問題行動なのか、それとも扱われ方が原因でそうなったのか、、、。今度Ellieに聞いてみよう。キャンパスに貼って欲しいというポスターをBridgetとShellyから預かった。

仕事が終って駐車場のところに来ると、Fleurが立っているではないか、、、。「イヌを見に来たのかと聞くと、そうではなくメールでやりとりしても上手く伝わらないと思うので、私と直接話をするために来たのだとのこと。私が結局Fleurの集中レッスンを、私の予算を少しオーバーしているし3時間という長さが気になるけれど、3時間90ポンドでとにかくやってみるという決心のメールについて、なんだかスッキリしない気持だったようだ。毎週やっているレッスンも一時間をオーバーしてやり続けたことが、自分のミスだったとも言っていた。だから私は最初始めたばかりの時に、一時間28ポンドなのに余計に時間を費やしてくれているのは申し訳ない、、と言った筈なのだけれど、長く居ることを余り気にしないようなので、そういうやり方で納得しているのだとばかり思っていたのだが、どうやら心の底では、そうでもなかったのかもしれない。いずれにしても、3時間という長い時間を生徒を退屈させずに疲れさせずに、しかもお金に見合った結果を出すという仕事は彼女の仕事であって、私はそれを90ポンドというお金で買う価値があるかどうかを判断する立場であるのだから、その辺は情に流されずに少し厳しく見極める冷静さを忘れないようにしなければ、、と改めて思った。今までの彼女のレッスンのやり方に、何回か不満を感じたことがあったのは、文章を正しく直すということは出来るけれど、彼女には独自の教授法(メソッド)のようなものが無く、只既存のテキストをやって答え合わせを口頭でして行くだけというところだった。私のどこが弱点でその弱点を強化するためには、どういう教材をどういう方法で使えば効果が上がるか、、、というようなことは余り考えないような所があり、只この記事を読むといいとか、このテキストを使ってみたらとかは言うのだけれど、そういう教材をどう使えばその生徒の力を伸ばすことが出来るかのノウハウが分かっているタイプではないようだ。
それは誰にも分からないものなのかもしれないけれど、、、。

夜は昼間サンドイッチを作って残ったシャケのむしったヤツを、お酢のご飯に混ぜて鮭寿司を作ってみたらこれまた大正解で、非常に美味しく出来た。


6月21日(月):"I am just a human"

今日はEquineDutyには行かないことにした。いつもホワイトボードにやることが書いてあるのだが、私はどれをやればいいのか、自分で勝手に選んでいいものなのかどうか、誰かそれをやりたい人が居るのかもしれない、、などなど、未だに良く分からず、結局他の生徒が選び終わった後に金魚のウンチみたいに誰かの後について行って、その人の手伝いをするというパターンになることが多く、何となく足手まといというか、邪魔になってるだけという気がしてしまうのだ。ここでも2年目の生徒(BryonyとかKatyとかElizabethなど)と一緒の方が、何となくやりやすい。1年目の人より少し大人というか、私のことも無視しないでくれるというか、、、。

午後からはEllieにBlueCrossのポスターを渡すことと、残ったAssignmentを返してもらうために、学校へ出かける。Ellieが私に「One thirty ishに教室に来てくれれば、Assignmentを渡して全部揃ったかどうかのチェックもできるから」と言うので、その時間まで受付のイスに座って待っていた。丁度Katieが通ったので、持って行った「いろはのお弁当用風呂敷」とサンキューカードと名刺を渡す。You are always so kind to me, thank youと私が言うと、自分はそんなに親切な人間じゃないと思うが、只人間として当たり前のことをしただけだ、と言うような意味のことを言い、I am just a humanという英語だけはハッキリ分かった。それから風呂敷の使い方を説明して、カードに平仮名で「けいてぃ」と書いてあるから、この風呂敷の何処かにその字があるから後で捜してみるといい、と言うと、嬉しそうにサンキューと言ってHugしてくれた。

その後教室に行きEllieにAssignmentが揃っているかどうかチェックしてもらい、全部揃っているので無事にこのコースをパスしたことになると言われ、今週の金曜日に皆揃って卒業祝いみたいなことをここでやるので来れるか、と私に聞いてから教室に居た他の2年目の生徒たちに「金曜日はMiyakoに来て欲しいよね、Guys?」と言うとTomは後ろを振り返って私の方を見てYe-s!、シェルダンやディライラもこっちを見てYe-s!と言ってくれた。「予定を調べてみるけど、多分来れると思う」と言って私は先に帰ってよいと言われたので帰って来た。

ウチの門のところでクルマから出たら、FraserとMarthがクルマで出かけるところで、Fraserが「学校から戻って来たのか?それじゃBillieを預かれるか?」と私に言うので「勿論」と言ってBillieを預かる。それからBillieを散歩に連れて行き、ジロタンがCharlburyの駅に行って見たいと言うのでクルマにBillieも乗せて出かける。あいにく駅には駅員が居なくてドアも閉まっていたのでそのまま帰って来る。

臼杵さんのWhichwood Houseの住所はここのコテッジの住所と似ていてNo.9 Whichwood House ........ OX7 3QRであることが分かり、これも何となく縁のようなものを感じる。

夜は昨日の余ったご飯で、シーフードミックス入りの和風リゾットを作る。10時半ごろMarthaがBillieを迎えに来る。明日はヒマか?と聞くので、午前中は馬に乗りに出かけるけれど、、、と言うと、「用事があって朝早くから夜遅くまで出かけるのだけれど、カギを置いて行くから時々Billieの様子を見に来てくれるということはしてもらえるか?」と言うので、引き受けることにした。Billieはかなり留守番の多いワンちゃんなので可哀想な気がする。


6月22日(火):Billie's season

毎朝やっている日の出日の入りのチェックで、昨日が一年でイチバン昼の長い日であったことが分かる。Velmaも21日がイチバン昼が長いのだと言っていた。今日からまた少しずつ昼が短くなって行くということだ。何処に居てもこれはなんとなく残念な気持がするものだ。

6時半ごろ玄関の郵便受けからカシャという音がしたので、ドアを開けるとMarthaが鍵を落としていったところだった。ドアの開け閉めはドアがキツイので、持ち上げ気味にすると上手く行くからと言って出かけた。

予報では気温が24~25度になるようだが、10時半の予約でPigeonHouseで乗馬のレッスンがあり出かける。今日もPuddyという白い馬で一通りの乗り方をやらされて、またStanding Trotをするように言われる。これがなかなか継続して馬の上で立っていられないのだ。多分重心が安定していないのと、何処に自分の体重を乗せればいいのかがつかめないからだろう。立っている最中に前につんのめったり、腰を下ろしてしまったりして、ずっと安定して立っていられないのだ。これはいかに手綱にも脚にも頼らずに、腰と重心だけで馬の上に居られるかのバロメータになるものという気がするので、絶対にマスターしなければならない技術なのだ。いつか絶対に出来るようになりたいものだ。手綱を前に出して絶対に引っ張らないようにして、肩をリラックスさせて、かかとを下げて馬のお腹にピッタリとつけて乗るということを、Helenに何度も注意されるのだが、これがなかなか簡単ではなく、上手くいかない。それでもWell done, Miya!と言われて終了となる。

帰って来てすぐにBillieのところへ行き、散歩に連れて行く。それからまたFraserさんの家に戻ってバスルームに閉じ込めて、ジロタンとヘルスクラブへ。途中でガソリンを入れる。プールはバカ空き。ジャクジィに入る時に、丁度ジェットがストップしたので、上がろうとしていたおじさんがボタンを押してくれてAll for yours!と行って上がって行ったのでThank you, that's greatとお礼を言う。それからスチームサウナに行き左足を上げて筋トレをしているところにさっきのオジサンが入って来て、何故それをやってるのか、と聞くのでこれこれしかじか、、、と説明すると、自分も肩を骨折してなかなか元に戻らず動かすのに苦労をしているとか、落馬しても乗馬は続けているのかとか、自分の奥さんは乗馬をやっているが自分はゴルフの方が好きだとか、、、いろいろ話かけてくれて、愉しかった。

その後ビストロでお昼を食べてからゴルフの打ちっ放しをやってから、Witneyへ行って買い物をする。

帰って来てまたBillieを連れ出して散歩に行き、今度はウチへそのまま連れて来て庭でまた大分長いことのんびりして満足そうな様子だった。アマゾンからVelma推薦の本2冊が留守中に届いていて、玄関前に立てかけてあった。早速Billieと一緒に庭でそれを読んでみる。なかなか面白そうなので、じっくり読むのが楽しみだ。

8時半過ぎにBillieを散歩に連れて行こうとした時に、Fraserさんのクルマが戻って来ているのを見たので、散歩を終えてからカギを持ってBillieを家まで送り届けた。そしてBillie's season seems to have come, I thinkと言うとMarthaがDo you really think so?と言うので、間違いないと思う、と言うとMathaがThank you!と言っていた。気付いていなかったようだ。

臼杵さんは今日英国に到着した筈だが、電話はかかって来ないようなので、明日の朝こちらから電話をした方が良いかも知れない。


6月23日(水):最後のEquineコース

朝8時ごろ臼杵さんから電話があり、今日は和中さんたちとゴルフをすることになってしまったので、空いている日は臼杵さんが帰国する前日の29日のみになってしまったとのこと。詳しいことはメールで相談することにして電話を切る。

11時ごろヘルスクラブへ出かけ、いつものメニューをこなしてからビストロで昼ごはんにする。私はローストビーフサラダ、ジロタンはいつものペンネパスタ。ここのメニューは美味しくて安いので嬉しい。ゴルフの練習をして、帰りにあの白い2頭の馬の牧場のそばでクルマを止めて、近くまで見に行く。馬たちは「アンタ誰?」という顔をして近寄って来て可愛かった。ジロタンが写真を撮る。

家に帰ってからイングランドのサッカーの試合を途中まで見て、それからWitneyへ出てCitibankで明日の馬のお金を降ろし、前から気になっていた絨毯やさんのウィンドウにかかっていつイングランドのロゴがデザインされている絨毯を買う。24ポンド。これはPropertyか飯能の家の玄関に使いたいと思っている。HSBCでSwiftCodeのことを聞いた。例のiZiのパブではイングランドが勝っているものだから、嬉しそうな歓声が聞こえて来る。

6時半過ぎにSallyの最後のEquineのコースに出かける。今日は7人のうち5人だけが出席だった。今日は馬の蹄と蹄鉄についてSallyが説明してくれてから、今度は外に出てMarvinを使って実際に蹄鉄を外したりする時のやり方を説明したあと、馬の輸送に使うトレーラーにMarvinを乗せてみせてくれて、それに伴う注意事項について説明をしてくれた。こういうことは実際に自分の馬を飼っている人で無ければ直接は使わない知識なので、このクラスに来ている私以外の人は殆ど自分の馬を持っている人達のようなので、私だけは部外者という感じになる。そのあとまたMarvinに協力してもらい、そのトレーラーに馬を乗せて運ぶ時に怪我をさせないために、足や頭にプロテクターをつける必要があるため、そのプロテクターの使い方の実習をした。それで今日の講義はオシマイとなり、私とChristinaはMarvinを放牧に連れて行くように言われたので、連れて行った放してあげる。それから皆それぞれサンキュー、Nice to see youと挨拶をして解散となる。

11月に始まったこのコースも雪のための休校の分をやることで、今日まで延びてしまったのでおよそ7ヶ月間に渡るものとなったが、今日で終わりというのはある意味感無量と言える。寒くて暗い冬の夜も随分何回も通ったなぁ、、と思い出されるからだ。もう少し私が馬についての予備知識や経験があれば、もっと勉強したという実感を掴めたであろうし、自分でこれからホースオーナーになる予定でもあるのなら、もっと身近な感覚で勉強できただろうに、自分のSiruationには合っていないクラスを取ってしまった、、、という悔しいというか、勿体無かったという気持がいつもしたものだ。最初始まったばかりの頃は、このコースは私も随分楽しみにしていて随分張り切って楽しみにしていたことを懐かしく思い出す。それはともかくいつも協力してくれたMarvinやToshやCally,Gingerは皆とても可愛かった事だけはハッキリ記憶に残っている。これだけでも私には貴重な経験だったと思う。

家に着くとジロタンが臼杵さんからのメールに返事を出したとのことで、結局体験宿泊は27日の日曜日の夜から月曜日の朝までとし、29日の火曜日に乗馬クラブとパブランチという2日に分けるという案に決まる。臼杵さんの提案で、こちらに居る間に2回会うチャンスがあった方が何かと便利ではないか、ということでそうすることにした。なかなかバランスのとれた的確な選択をする人物という印象である。体験宿泊の夜ご飯は何か簡単なもの、例えばシーフード釜飯とか、を作ろうかと思っている。我々の方で相談したいことは、①家賃の支払いを臼杵さんがここに居る間に2か月分1000ポンドを現金で払うことを承知してもらうこと。それから、②無線ルータについては今使っているものが使えなかった場合はNetgearのルータを我々が購入し、うまく使えるようになればそのまま臼杵宅に残して行くこと。それから、③今ここで使っているファックステレフォンとコードレステレフォンを、使ってもらえるかどうか尋ねること。④バスタオルやシーツ、布団カバー、枕カバー、毛布は自分達の物を使うので、一旦しまわせてもらい、引き上げる時にまた元どうりにして出ることにすることを伝える。⑤最終的な掃除を専門の掃除やさんにやってもらった方がよければ、どうすればよいかを尋ねること。⑥預かった鍵は管理人に渡すのか、それとも日本に帰った時に臼杵さんに渡すのか聞くこと。⑦引き払う時に臼杵さんに渡すので、スペアキーを作ることを許可してもらいたい。


6月24日(木):Overdaleの充実感

今日は朝10時からFleurのレッスンがある。今日は余り雑談をせずにすぐに本題の勉強を始めた。結局終ったのが12時ごろだったから、どうしても2時間になるということだ。少人数でやる場合は特に、1時間ピッタリで終るなどということは所詮不可能と考えて、2時間の時間を使って初めて正味1時間~1時間半分の勉強が出来ると思った方が正確だということのような気がする。帰る前にFleurがIntensiveCourseの契約書みたいなものがあるので、それを読んでサインをして次回に渡してくれと言って帰って行った。Billieが母親になるかもしれないと伝えると、驚いてBillieの子犬を飼うことに心が傾く、、、と言っていた。

お昼はGardenCentreで久しぶりにジャッケットポテトにベジタリアンカレーをかけたものを食べる。

3時からはOverdaleの乗馬レッスンなので、2時半ごろに家を出る。今日もKarinがじっくりと理論的に説明してくれながらレッスンをする。馬を常に乗り手がコントロールするということは、馬のスピードもコントロールすることが大切で、WalkにしろTrotにしろCanterにしろ、馬のスピードは0~10のレベルがあり、そのレベルを出来るだけ変えずに走らせて初めてコントロールが出来ていると言えるのだとのこと。PropfessionalRiderはその変化の幅が5.6~5.7の間であるのに対して、初心者の幅は2~7という大きなブレがあるのだとのこと。ナルホド、、、と納得。馬がどれだけ乗り手に対して注意を向けているかを物語ってくれるのが、馬の耳の動きなのだそうで、具体的にMurvの耳を動かして見せてくれながら説明してくれる。SeatBoneが真下に向いている時の姿勢を鏡でチェックするように言われ、この自分のお尻の位置と形を覚えて置くようにと言われる。それから乗馬はevolutionでThere is no magic pillとKarinが言ったのが印象に残る。キャンターもやりかけた、と言っていたけれどやってみるか?と聞かれたので「自信はないけど、やってみます」と言って、初めてMurvでキャンターをやった。随分すばやく軽々と走る馬なので、今まで乗って来たどちらかと言うと重くてドッシリした馬とは走り方も大分違うので、驚く。途中でMurvが急にスピードを上げジグザグのような走り方をした時に、反射的にその動きに合わせて乗っていられたので、落ちないで済んだ。それをKarinが見て「Well done, Miyako」と言ってくれた。最後にMurvは今日のレッスン中は少しNaughtyだったので、このまま終ると良くないので、Trotで出来るだけスピードをコントロールして馬場の外側すれすれに走らせてから終わりにしようとKarinが言うので、その通りにやって終わりにした。充実感のあるレッスンだと思った。

火曜日に臼杵さんと見学に来るので、もし話が出来ればありがたいのだけれど、、と言うと、12時45分にレッスンが終り、2時には出かけなければならないし、馬の世話など仕事がワンサカあるので、仕事をしながらという感じでよければ、、、とのこと。ただし11時半からのレッスンはTrotを始めたばかりの女性がレッスンを受けるので、見学したら為になるかも、、と言ってくれたので、それを目標に出かけるのがいいかもしれない。

夕方ジロタンが庭から裏の方へ歩いて行ったら、Fraserさんが草刈をしていたので話をしたと言って戻って来る。その時なかなか実現できなかったFraserさんのDinnerを月曜日にやるのはどうか、と言われたとのこと。それから私も裏から出て行きFraserさんの土地に行って話をしながら、広い土地を歩いた。Fraserさんの話によると、裏の方の広い土地(何でも1エーカー半ぐらいあると言っていた)を300ポンドで買ったのだそうだが、そのほんの一部を2万3000ポンドでこのCottageの隣の人に売ることが出来たので、いいビジネスになったと言っていた。ジロタンが帰った後もFraserさんは話をしながら、グースベリーの実を取ってくれて味見をさせてくれたり、最後にイチゴの畑に来て私にタッパーに入れたイチゴをくれた。Fraserさん手作りのエルダーフラーワーの飲み物も味見させてくれた。Billieはおそらく8月の終わりごろに赤ちゃんを産むことになるのではないかと思うと言っていた。Marthaが「SkypeでBillieの赤ちゃんをMiyakoに見せて選んでもらえばいいじゃない?」と言っていたとのこと。

日本とデンマークのワールドカップの試合は、予想に反して前半戦2-0でリードしてハーフタイムに入る。

サッカーを見終わった後、フクロウが来るかもしれないというのでFraserさんの裏庭にジロタンと出かけた。子フクロウが親を呼ぶような鳴き声がしているのだが、姿が見えない。そのうちだんだん暗くなって来て、ますます見つけるのは難しい状態になって来た。それでも随分長い間粘っていたのだが、鳴き声から推察したところでは、時々親鳥が餌を運んで来ているようなのだが、親鳥の飛ぶ音は全くしない。フクロウは羽音をさせずに飛ぶことが出来るのである。次回は懐中電灯を持参して来ようと思いながら、今日は諦めて帰ることにした。


6月25日(金):英国滞在10ヶ月の日にCertificate

今日で英国滞在10ヶ月が経過したことになる。Gavinにメールを出し、退会手続きについて尋ねる。


今日は9時半から12時半まで、こないだEllieが言っていた卒業パーティ?みたいなことをやる日なので、学校に出かける。学校でBryonyが私に、今日のイベントに出るために来たのかと聞くので、そうだけど一体何をやるのかと聞いたら、要するにスポーツゲームを皆でやって遊ぶパーティみたいなものだとのこと。私が受付のイスで待っているとKatieが来て私にカードをくれた。メッセージと蝶々の刺繍が入っていた。私のあげたカードに書いた平仮名をまねて「けいてぃ?」と書いてあるところなどは、さすがにKatie、機転が利く人という気がする。


キャンパスのプレイグラウンドでTomとOhen、FranchescaとAlicia、それからみんなの写真を撮る。そのうち三々五々集まり、EquineTeamとAnimalCareTeamとHorticultureTeamに分かれて、野球のようなボールゲーム(ラウンドボールと言うのだそうだ)をやり始める。それが良く分からないルールで、ベースが5個の5角形になっていてアウトがいくつになったらチェンジになるのかとか、どうなればアウトなのかとかが全く分からないまま、私は見物していた。皆結構楽しんでゲームをしていた。それが一通り終るとカフェテリアに並んで、いわゆるバーベキューという言い方をするのだがなんてことはない普通のバーガーバンズとカップケーキを無料で食べられるというもの。それを皆文句を言わずに食べているのには感心してしまう。2年目の学生達の殆どはこの後何処かしらの大学で更に勉強を続けるらしいことが、Ellieの話で分かる。TomはNatural Historyを、JoeはZoologyを、FranchescaはAnimal Managementを、NicolaはVet.Nurseryを勉強するらしい。


その後教室に集まりJillが挨拶とスピーチをしてからBTECの学生にCertificateを渡す。それから今度はEllieがNationalDeplomaの学生にCertificateを渡す。Ellieは感激しているらしく、少し涙声になりながらスピーチをしたあと、NationalAwardの私のCertificateを始めに渡してくれた。日本から遥々来て一年間頑張ったMiyako、、、というような意味のことを言うと、教室にいた皆が結構盛大なな拍手をしてくれたのは予想外で嬉しかった。丁度10ヶ月目にCertificateを貰うなんて、これも偶然。

一応2年目の学生と一緒の集合写真を撮った。(写真添付)「日本に来るチャンスがあったら知らせて」とTomに私の名刺をあげたら、自分は日本に友達がいるから行く機会があると思う、と言って喜んでいた。帰る前にロッカーのDeposit20ポンドを返してもらい、鍵をEllieに渡してから帰って来る。

留守中浜中さんから新茶2パックが送られて来ていた。メールアドレスがメモに書いてあったので早速お礼メールを出す。帰国日についても知らせる。

ヘルスクラブに行く前にスバルのBagleyさんのところに、クルマのことを相談しに寄る。接客中でなかなか終わりそうもないので、女の人に事情だけは説明して、Bagleyさんとは改めてアポを取って出直すということにして、プールに行く。プールは始めは非常に空いていたが、途中から随分急に混んできた。サウナを出てから、ゴルフの練習をいつものようにして、Witneyに行き、まずHouseSignを注文しに行く。白いプレートに黒い文字でMJ Cottageと刻印してもらうことにして、45ポンド払う。大体21日くらいで出来上がるのだとのこと。楽しみである。それからJulianのところに行くと、パブのドアは閉まっていたので、裏から入ってイスに腰掛けて待っていると、Natashaがやって来たので、9月5日に出発日が決まったことを告げ、最後の4泊をこのB&Bに泊まりたいので予約しに来たのだと言うと、エー、もう帰っちゃうの、、、と言い、イチバン良い部屋を安いレートで確保しておくからと言って、ダイアリーに書き込んでくれた。ジャクジィ付きの部屋の方がいいか?と聞くので、その方がいいかもしれないと言うと、それじゃあそうしておくからとのこと。ここに初めて来たのも去年の丁度同じ時だった、と言うと「そう、そう、覚えてる、あれからもう一年経ったの?」とNatashaも時間の過ぎる速さに驚いているようだった。予約したのは8月の31日から9月の3日までで、チェックアウトが9月4日の4泊だ。4日はBirminghamに移って一泊して5日に出発ということになる。

喉が渇いたので、帰りにHuffkinsでお茶を飲んでから、Seisburyまで歩き缶入りのPimmsや今晩の食事を買って帰る。

ドアのところに小さな荷物が置いてあり、アマゾンで買ったAniseedBallだった。

今日は日差しが真夏のような一日だった。夜インタネットで、BirminghamのThistleホテルに9月4日チェックインでの宿泊予約を済ませる。OBAので80ポンド少々を支払う。


6月26日(土):Hookちゃんの誕生パーティ

朝9時半ごろにHookちゃんの誕生パーティに出るために、家を出発。途中渋滞が2箇所あり、2箇所目の時にナビが例によって落っこちて来て、その時に何処かをぶつけたのか急にナビの声が小さくなり、聞こえなくなってしまい、スクリーンの地図だけを頼りに運転しなければならなくなり、神経を使いながら運転し、それでも12時20分ごろにやっとHookちゃんの家に到着する。到着してすぐに車の中でいろいろと試しながら、ナビの音量を調節する方法を見つけて元に戻せたので、一応ホッとする。

我々以外に5組か6組のカップルが招待されていて、大体皆我々と同じような年代の人たちだった。Pimmsやジュースでポテトチップスをつまみに三々五々お喋りをしてから、ブッフェスタイルで用意されたテーブルの上の料理をお皿にとって、適当に食事を始める。テーブルごとにHookちゃんが作ったクイズ問題が書かれた紙を渡されて、その答え合わせをHookちゃんがやる。こんな時にも英国人はクイズをやるのだ。そのあと庭の芝生でクロケーを4人一組で丁度ゴルフのようにゲームをして、二組がプレーする。一組目に入ったジロタンが一位になる。二組目に入った私は2位になる。ルールが何となく分かったので、日本に帰ったらこのルールでやってみようと思う。その後は輪投げ、英語でQuoit(クオイト)という、をする。それからデザートにメレンゲ(フルーツと生クリームを一緒に)を食べる。

5時ごろに他の何組かが帰り我々も5時20分頃に帰途につく。帰りは渋滞が殆どなく家についたのが7時10分ごろ。つまり1時間50分で来たということになる。Fraserさんが外にいて、「フクロウは見れたか?」と聞かれたので、声はしたけれど見えなかったというと、自分が昨晩見た時は10分ぐらいは少なくともいるようだから、また行ってみるといい、とのこと。10時半すぎにジロタンとFraserさんの裏庭に行ってみたが、今日は一昨日のような声も近くで聞こえて来なかったので、諦めて戻ることにした。

明日はお昼はPloughInnでJoyさん夫妻とランチをして、夜7時ごろに臼杵さんの所に体験宿泊をさせてもらいに行く予定。日曜日はWaitroseが4時に閉店だから、その前に夕飯の買い物をしに行くのを忘れないようにしなければ。


2010.6.27-30

6月27日(日):Joyさん夫妻とランチ、臼杵さん宅

夕べ寝る前に開いている窓から顔を出して外の音を聞くと、フクロウの親子のなき合わせの声が聞こえたので、パジャマのまま懐中電灯を持って庭に出てみた。隣の家の屋根の上あたりから子フクロウの鳴き声がするのだが、懐中電灯の光が弱いためか見つけられない。親フクロウは子供から割と離れたところにいるらしく、遠くからクイクイクイクイ、、、という高い声が時々聞こえて来る。フクロウはこんな声を出すのだ、、、と思いながら、暗い庭で声だけを楽しんで30分ぐらい立っていたが、結局諦めて家に入る。月が煌々とFraserさんの森の上に出ていた。ここに居る間に一度でいいから野生のフクロウの親子に会ってみたいものだ、、、。

朝Ellieに写真とメールを送る。あと2週間は学校に来ると言っていたので、その間に私のジャケットが届くといいのだけれど、、、。Sallyは来週一杯で休みになると言っていたので、出来れば来週中に届いて3人で写真が撮れるといいと思う。

9時ごろにヘルスクラブへ行き、帰って来て少し休憩してからJoyさん夫妻とランチをするためにPloughInnへ行く。Joyさんはやっぱりイギリス人女性とはどこか違う気さくな雰囲気の典型的なアメリカ人女性で、ご主人のNickはイギリス人なのだけれど、ちょっと普通のイギリス人の雰囲気とは違う感じだった。それからJoyさんの英語の方が普段聞いているイギリス英語の発音よりやはり分かり易いと感じた。JoyさんはちょっとJudyBergren的な活発で積極的な女性という印象だった。2時半ごろパブを出て帰って来た。

それから今晩と明日の朝の食材を買いに、Waitroseに買い物に行き、ついでにCitibankで臼杵さんに渡す家賃の1000ポンドをおろす。

イングランド対ドイツのサッカーは4:1でドイツが勝った。

7時過ぎにCharlburyの臼杵さんのところへ出かける。すぐ上に住んでいるMargaretというおばあさんに紹介してもらう。引き上げる時に合鍵はこの人に渡して帰るようにとのこと。

こちらの質問、臼杵さんからの連絡事項などをやりとりして、7月8月分の家賃1000ポンドを現金で受け取ってもらう。それからシャワーの使い方、ガスの使い方などを説明してもらい、食堂でお喋りをしながら夜ご飯の準備を始める。アスパラの胡麻ディップ、リークをチンしてゆず胡椒をお醤油に混ぜたものをディップにしたもの、パースニップを茹でてマヨネーズとゆず胡椒を混ぜたディップをつくり、それらをおつまみにしながらビールを飲んでもらう。アサリを使ってもち米で釜飯風のものをつくり、マツタケのお吸い物を臼杵さんが、なめこ汁をジロタンが選んで食事となる。釜飯の素は使わずにアサリをお醤油とお砂糖、カツオだしでサッと煮てそれをそのままもち米と一緒に電気釜で炊いたのだが、結構美味しく出来たのでホッとする。果物をデザートにして、再びお喋りをして11時ごろに就寝。窓が全部開かないためか、かなり部屋の温度が高く、風も通らないのでちょっと暑かった。窓は大工さんが来て修理してくれることになっているとのこと。集合住宅独特の隣近所同士の気遣いがあるようで、CedarCottageとは大分暮らし方が違って来るような気がする。それを考えるとCedarCottageで少なくとも10ヶ月は暮らせたのは、気楽で自由でつくづくラッキーだったと思う。Billeiが隣にいてくれて知り合いになれたことが、私にとっては何よりの幸運だったと実感する。

臼杵さんが早速合鍵を渡してくれたので、それを預かる。


6月28日(月):フクロウ観察

朝は5時半ごろに私は起きて、朝ごはんの準備を少しずつやり始める。臼杵さんも6時半頃には起きて来て、ジロタンも7時ごろには起きたので、予定より30分早く朝食をする。昨日の釜飯をおむすびにしておいたものと、玉子焼き、トマト、出来合いのポテトサラダ、昨日の残り物の野菜、クラッカーにマスカルポーネをのせた物などをテーブルに並べる。

洗濯機の使い方を聞いてからドアのカギがちゃんと働くかどうかをチェックしかたがた、地下の倉庫も見せてもらい、ゴミを出すBinの場所も確認してから、我々はCharlburyStationに寄りジロタンの定期のことを聞いてからCottageに帰って来る。Finstock村に入るとやっぱり本当に安らいだ気持になりホッとする。住み慣れたからというだけでなくFinstockはやっぱり非常に良いところだと思う。

家に帰ってからすぐに、裏庭の草取りをする。刈り払い機を借りても花の奥の雑草を刈るのは無理なので、前もってそれは手でやっておいた方がやりやすいと思ったからだ。結構な量の草を抜いたので、見た目にもかなりスッキリした。

2時ごろにヘルスクラブへ。帰って来てからアマゾンUKにWiFi ルーターを思い切って注文する。イチバン安い(約18ポンド)しかも評判も良いものを選んで、とにかく臼杵さんのところで使えるかどうかを試してみようと思う。日本でやったのと同じ理屈であれば、上手く繋がる筈だ。

Fraserさんの食事に招待されているので、持参するワインを買いにWaitroseに行き、7時過ぎにジロタンとFraser宅へ。ワインとBillieのTreatとお移りに臼杵さんから頂いた金沢の「れんこん餅」を二つとAniseedBallをお土産に持って行く。Very simple Mediterainean foodだと言って、野菜の盛り合わせとディップ、ポテトサラダ、オニオンタルト、ピタパンとオリーブオイル+バルサミコのディップ。相変わらず非常に美味しかった。ジロタンも日本料理以外で本当に美味しいと思ったのは久しぶりだ、と言っていた。食べ終わってからキリスト教談義に花が咲き、只一人ノンクリスチャンのジロタンが攻撃の的になったような感じだった。私は彼らの言ってることに共感はできるが、彼らほど熱心なクリスチャンではないし、私の一風変わった信仰心や動物に対する考え方を英語で言っても正確に彼らに伝わるとは思えないし、理解できないだろうと思ったので、自分の感覚を披露することは控えることにして殆ど聞き役にまわった。MarthaがBibleをジロタンにプレゼントしてくれた。表紙の裏に「ヨハネ伝から読み始めるように、、、」とサインをしてくれたようだ。

食事が済んでからFraserさんと森にフクロウ観察に出かけた。今日はバッチリ子フクロウを見ることが出来て感激だった。この前聞いた声も一昨日聞いた声も、やっぱりフクロウの子供の声だった。これは本当に価値あるEntertainmentだったので、Fraserさんに感謝。


6月29日(火):テキサス大学ダラス校

Yuクンからメールが来ていて、10月からの就職先がテキサス大学ダラス校のカウンセリングセンターになることが決まったとのこと。

週間天気予報が外れて、今日はそこそこ晴れのようなので、10時半からのPigeonHouseでの乗馬レッスンにも臼杵さんに一緒に行ってもらうことにして、10時ちょっと前にWychwoodHouseに迎えに行く。一旦Finstockまで戻ってからPegeonHouseに向かって走り始めてまもなくのところで途中思いがけずに2年目の学生のKyleと出会った。乗馬をやっているところのようだった。何をしているのか聞きたかったが、時間も無いのでクルマから降りずにそのままPigeonHouseに向かった。到着後臼杵さんには私のレッスンを30分ジロタンと一緒に見ていてもらう。Helenには今日も相変わらず「これまで100回以上も同じことを言ってるのに」とか「何をやってるの!」とか怒鳴られながらのレッスンだった。来週は9時半に時間を変えても良いかと言われたので、OKと言って来た。

その後OverdaleのKarinのところに行き、丁度KarinとMaryが馬に乗っているところだったので、見ても良いか、と聞くと馬場の中に入ってイスに座って見ても良いと言ってくれたので、しばらく3人でその様子を見ることが出来たのはよかった。それからFeatheredNestに移動し、まず外のテーブルで飲み物を飲みながらお喋りをして、それから中でランチを食べる。臼杵さんはFish and Chips、ジロタンはCottagePie、私はGardenSaladをスターターにして、マッシュルームのなんとかいうのをメインに食べる。サラダのバルサミコドレッシングはとても美味しかった。臼杵さんが車の中で私の乗っているスバルをどうするのか、と聞くので「買いたいという人を捜すのはちょっと大変なので、只でスバルに引き取ってもらうつもりだ」と言うと「失礼ながらいくらで買ったのですか?」と聞くのでこれこれしかじか、、と言うと、「それは勿体無いから売って行くことにしたら、、」と言うので「買った時にスバルの人が帰国する時に900ポンドぐらいで売れると思う、と言ったんですけど」と言うと「日本車は評判が良いからそのくらいで買う人は居ると思いますよ」とのこと。Fraserさんがそのくらいで買ってくれれば有難いけれど、最終的に売れるとすれば言い値で売ることになってしまうのではないか、、、という気がする。もっともタダで引き取ってもらうよりは良いといえば良いのだが、、、。臼杵宅の絨毯のシミの件について場所の再確認を提案すると「全然気にしませんから、大丈夫です」とのこと。

それから臼杵さんが友達の為に参考までにAcommodationを見せてもらえるかと頼んだようで、それを私も一緒に見せてもらう。新しくて洒落ていて感じが良いけれど結構レイトは高いと思った。

それからCharlburyの臼杵さん宅へ、臼杵さんの道案内で私が運転して送って行く。この道は一本道なので、Charlburyに帰るのには分かり易くて便利なことが分かりよかった。臼杵さんは明日帰国する。

家に帰って来てから洗濯をしながら日本対パラグアイのワールドサッカーをテレビで見始めたが、眠くなって来たので私は2階へ行って横になってしばらく眠る。結構頑張ったようだが、日本は30分の延長戦のあと勝負がつかず、結局PK戦で5:3で負けたとのこと。ジロタンの報告によると選手は皆泣いていたそうだ。

それからSainsburyへ行き買い物をした後、その足でヘルスクラブへ行く。帰って来てからエビチリ、春巻きをおかずに夕飯。エビチリはKingPrawnと出来合いのチリソースを混ぜ合わせるだけだが、なかなか美味しく出来るので有難い。

昨日Siripornさんにメールを出したのだが、返事がないのがちょっと気になる。夜遅く臼杵さんからお礼のメールが届く。


6月30日(水):Falconry

昨日の夜寝る前(11時半ごろ)2階の窓から顔を出して外の音を聞くと、またあのフクロウの子供の鳴く声がした。Fraserさんの森にまた来ているのだ、、、。Fraserさんから去年のクリスマスに貰った鳥の本のTownyOwlのページを見てみたら、まさにこないだ見た子供フクロウと同じような写真が出ていて、あの時の様子を思い出して可笑しくなった。冬に比べて最近はこの庭のバードフィーダーに来る小鳥の数が明らかに少ないことに気付く。今年の冬の雪の朝などは、随分たくさんの小鳥が来て餌を食べていたのを思い出す。特に白い雪の中のRobinは胸が赤く可愛いのが印象に残っている。

Fleurの契約書にサインをしたものを渡すに当たり、私のほうも一筆書いて念を押しておいた方が良いと思い、ジロタンに書いてもらった原稿をプリントアウトして明日渡そうと用意した。

9時半ごろ学校へ行く。私のジャケットがどうなっているのかLorraineに聞くためだ。本来今日届く筈だったらしいのだが、何かの都合で今日発送ということになったらしく、Larraineはジャケットが着いたらすぐに私に電話をかけるから、、と言っていた。受付の所に「AnimalCareTaster,,,,」とか何とか書いてありかなりたくさん人が教室に入って行く。これは一体なんなのか、Owenに聞いてみたが分からないとのこと。ついでにOwen(Ohenという綴りなのか?と聞いたらOwenだと教えてくれたので初めて分かった)に写真を送ろうと思いメールアドレスを教えてもらった。

家に帰ってしばらくすると、アマゾンに注文していたジロタンのDVD2本と私のInsideOutのワークブックとWiFiルーターを郵便やさんが配達してくれた。ルーターを上手くセット出来ると有難いのだが、、、。何処かに出かけようか、、、と話しているところにMathaが来て、出かけるので家のカギを置いて行くから時々Billieを見てくれないか、、、と頼みに来たので、勿論引き受ける。その後すぐにジロタンの希望でCotswoldのFalconryにもう一度行って見ることにしてナビにポストコードを入れて出発。こないだよりもかなり短い時間(30分ぐらい)で到着する。Charlburyを経由してChippingNortonを通って行くルートだった。

1時半からのデモンストレーションを見る。フクロウ(Thapperという名前)もHarrierHawk(?)もGoldenEagleも、その飛ぶ様子はいつ見ても心が奪われて見入ってしまう。帰りにGiftShopでまたまた沢山グッズを買って帰って来る。珍しくジロタンが積極的に買いたがった。その足でそこのGardenCentreでJapaneseMaple(モミジ)の小さいものを一つ買う。Fraserさんの森(または庭?)に記念植樹させてもらうためのものだ。10ポンド弱の値段で可愛い植木だ。

帰って来てから昨日Sainsburyで買ったチンするタイプの出来合いハンバーガーで遅いお昼ごはん。その後すぐにBillieのところに行き、結構長い散歩に連れて行く。それにしてもFraser宅の玄関の鍵の渋いこと渋いこと、、、。持ち上げ気味に、、、とMarthaが言っていたのだが、その持ち上げ度合いが並大抵ではなく、物凄い力で持ち上げなければならないのでジロタンに持ち上げてもらう。

7時と7時半の間にJoyさんの家に行ってNickの草刈り機を貸してもらう事になっているので、出かける。途中DavidがLungingをやっていたので、しばらく見ていた。それからJoyさん宅に行き庭を見せてもらった。前からは想像できないほど広い庭だった。花が沢山咲いていて、いろいろ私に摘んでくれた。フクロウの巣とやらを見せてもらう。それから刈り払い機を借りて帰って来る。

その後またBillieを散歩に連れて行き、帰って来てウチの裏庭でしばらくウロウロしてから家に入って過ごす。ジャンプを教えようとしたが、なかなか理解できないみたいで、「なんのこと?」みたいな顔をして首をかしげる。10時過ぎにMarthaが迎えに来る。今日は全然吠えなかった。明日もBristolに出かけるとのことで、鍵はそのまま預かることになる。また明日、時々行って散歩をさせてあげよう。




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